★山行日
2020年4月11日(土)晴れ
★メンバー
スキー講師Y田、ジョー、みっちゃん(記録)
★コースタイム
7:05林道焼山線登り口⇒9:55~北面大地⇒11:00標高1,700m地点⇒11:30滑走開始⇒13:40林道焼山線登り口
このところの新型コロナウイルスの感染拡大、被患された方々とご家族、事業等に影響を受けられた方々、非常に辛い思いをされていらっしゃるかと推察いたします。この文面を借りて謹んでお見舞い申し上げます。
世界中で猛威を振るうこのバイオハザードは1,2か月で終息するようなものではなく長期化を覚悟、日常生活では感染を防ぐために諸々自粛ですが。長期化すればどうしても閉塞感は募るだろうなと思います。それもどうかと思うのもあり、厳重に注意を払った上で山スキーに行ってきました。登山者がウイルスの媒介をすることになどならぬよう、3密にならないこと等徹底させた上で。
行き先は新潟頸城の焼山、登頂は意識せず精神の安定を図る目的と体力維持の為のトレーニングを兼ねての山行です。
小雪の今シーズン、笹倉温泉の上、林道入り口前まで車で行けました。
林道入り口。雪は始め途切れ途切れでしたが思ったよりは早くシール歩行できました。
谷間の集落と周囲の山々、その向こうの海も見えました。長閑な春日和、どこかで鶯の鳴き声が。
途中で林道をショートカット。一面雪景色。新雪が10センチほど積もっていました。我々の他に4パーティと単独のスノーボーダーの方が登っていらっしゃいました。
目指す焼山。唯一無二の山容がくっきりと。
北面台地まで来たところで小休憩。活火山ですので噴煙が時折上がっています。お隣は火打山。時間の許す限り行けるところまで行ってみます。この日はスタート時間が遅かったので登頂は難しいですが山頂直下はかなりの急登とのこと。
青空に映える美しい焼山を正面に臨みながら広大な北面台地を歩いていきます。
気温が高いせいか?登っていくにつれてガスが出てきて。
標高1,700mでもはや視界不良。これ以上行っても危ないですので登りはここで終了。登頂する場合、ここから時間にして2時間ほどでしょうか?
視界が悪いですので注意して滑走開始。
北面台地まで降りると大分ガスは晴れていました。
時間には余裕がありましたので、メンバーで写真を撮り合いながら降りてきました。
駐車場所前にゴールイン。お疲れ様でした!
桜の蕾が大分膨らんでいました。開花まであと少し、この地域の本格的な春の訪れはこれからですね…。
今回の山行を終えてつくづく感じましたが。山登りは一篇の詩のようなものと誰かが言っていましたがまさにその通りで。山へ行けばそこは日常を離れた世界。美しい景色を見たり、自然が奏でるいろんな音に耳を澄ますことは心身のバランスを保つのに非常にいい効果があるかと思います。
あくまでもわたくし個人が思うことですが。コロナウイルスも人間と同じく自然が生み出したもの、地上に出てしまった以上完全な撲滅は難しくてワクチンなどで防御しながら共存していくことになるのかなと(インフルエンザのように)。ただそこに至るまでにはまだまだ時間がかかりそう。山登りに限らず楽しみを見つけて心のバランスを保つのは大切なような。
もちろん日常生活での自粛や手洗いなどの徹底は当然のこと。「徹底」と「バランス」で山を楽しめたらいいなと思っているのですが…。
このような状況下だからでしょうか。些細ないいことがあっただけで以前よりそれを幸せだと思うことができます。山登りならピークハント出来なくても山に行けるだけで幸せ。今回の山行で改めて思いました。あと、家族や仕事仲間、心許せる友人たち…人として当たり前なことですが大切にしなければとつくづく思うこの頃です。