toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

牛岳(987,1m)・輝山東尾根(2063m)

★山行日
2011年2月13日(日)曇り時々雪
★メンバー
tada♂、tada♀、キヨさん、沢やか?Yさん、機関車
★コースタイム
小牧ダム発8:20⇒林道入口8:35⇒牛岳ヒュッテ9:55⇒牛岳山頂(987,1m)11:20⇒林道入口13:50


今シーズンは週末になると寒波襲来で天候が悪く、今週末も予報通り天候が思わしくない。しかし降らないよりはましで、平野部に近い山でもかなりの積雪がある。こんな時こそ牛岳はうってつけの山であり、北側の斜面は山スキーパラダイスと化す。

これだけ雪が積もると駐車場所の確保も大変。前日、近くに駐車スペースが無いか様子を見に行ったが、ここなら安心という場所が見つからず。結局対岸のR156号線のスノーシェード下のスペースに車を停め、小牧ダムを横断(泳ぎません)する事となった。徒歩15分ほどでR471号線から林道に入りシール歩行。林道の積雪は1m位でいきなりデブリの山にぶち当たる。ここは毎年起きる場所で大木がなぎ倒されていた。


ヘアピンカーブ2つ目辺りから斜面に入っていく。杉林を暫く行くと国道の夏道から取り付いたのか単独のトレースに出合い有難く頂戴する。間もなく左手にヒュッテが見えてきて、その上からはブナの疎林に変わってくる。小雪が舞い視界も悪いが黙々と先行者のトレースを追う。そのお陰で労せずして牛の背中(稜線)に乗る事が出来た。トレースは尚続いており背中の一番高い所(三角点の有る山頂)を目指す。


稜線は風も有り寒さも厳しいが冬山らしい風情たっぷりの風景が広がっている。冬の牛岳がこんなに綺麗に見えたのは初めてである。山頂手前でトレースの主(高岡)に会いお礼を言う。そして間もなくで山頂に到着。本当は牛の頭(祠のある所)まで行きたかったが天候も今1つなのでここで引き返す事にする。シールを貼ったまま山頂手前のピーク付近まで来てここから北斜面に200m程滑り込む。北斜面だけあって新雪も深く快適に滑る事が出来た。

ここでシールを張り100m余り登り返す。帰路、稜線の肩から美味しい斜面をいただく。降りはアッと言うまで林道入り口には2時前に到着し車の有る所に戻った。




小牧ダム上から対岸に渡った       杉林を抜けようやく視界が利く

美味しい斜面と奥には散居村       稜線直下は素晴らしい斜面が広がる

                    樹氷のトンネルを行く

                    山頂(最高地点)を後にする

一本滑り登り返した後のひと時      牛岳でも良いパウダーは有ります

                    ヒュッテは今にも潰れそう

毎年デブリが発生する所(帰りの林道)   無事林道の入り口に到着