★2023年8月6日(日)- 8日(火) 晴
★メンバー: 1名 稲ちゃん
★コースタイム:
1日目: 室堂 13:45 ⇒ (トロリーバス、ロープウェー) ⇒ 黒部平 14:40 ⇒ ロッジくろよん15:30
2日目: ロッジくろよん 5:10 ⇒ 黒部ダム 5:40 ⇒ 内蔵助谷出合 7:40 ⇒ 内蔵助平10:25 ⇒ ハシゴ谷乗越13:00 ⇒ 真砂沢ロッジ 15:35
3日目: 真砂沢ロッジ 5:15 ⇒ 剱沢小屋7:50 ⇒ 別山9:50 ⇒ 雄山12:45 ⇒ 一ノ越13:40 ⇒ 室堂 14:40
今回は黒部の超マイナールートに挑戦です。
1日目、8/5-6の富山労山、五色ヶ原山行終了後、 室堂でみんなと分かれた後、 トロリーバスとケーブルカーで室堂平に移動。そこから50分程歩 いてロッジくろよんのテント場に到着。
2日目、日の出とともに歩行開始、30分ほどで黒部ダムに到着。 アルペンルートの交通機関が動いていないので、 黒部ダムには誰も見当たらず、貸し切り状態でした。 黒部ダムで朝食を取り、本格的に歩行開始です。
黒部川まで降りて川沿いを40分ほど歩くと内蔵助谷出合に到着。 ここから、谷沿いの道を登って行きます。標高が低いため暑く、 深い谷のため景色も良くありません。道は狭く、 急で気が抜けません。つらい時間が続きます。
2時間半ほどで、内蔵助平に到着。 ここからは枯れた沢を歩いていきます。登るにつれ、 沢幅が狭くなっていき、 沢の源流近くに到達したところで沢から離れ、 更に20分ほど歩くとハシゴ谷乗越に到着。
ここから300mほど下ります。ハシゴ谷の名のとおり、 しばらくハシゴが続きます。 ハシゴが終わると小さな沢を下っていきます。 越苔に覆われた岩は滑りやすく、 何度もバランスを崩しながらも無事、剱沢まで到着。
大雨が降れば簡単に流されてしまいそうな橋を渡り、さらに30分 ほど歩くとようやく真砂沢ロッジに到着です。この日の山行中、 出会ったのは4名だけでした。
私以外にテント泊しているのはどこかの大学の山岳部だけのようで す。 真砂沢ロッジのテント場に滞在して剱岳のバリエーションルートを攻めるようです。
3日目、早朝、真砂沢ロッジを出発、 10分ほどで剱沢雪渓に到達。 ここからは雪渓の上を歩いていきます。雪は良く締まっており、 チェーンスパイクの爪がよく効き、歩きやすいです。
1時間半ほどで雪渓の上端に到着。 上端付近は崩壊が進んでいるため、慎重にルートを探し、 夏道に移動します。
雪渓を後にし、さらに1時間ほど歩くと劔沢小屋に到着。 剱岳がよく見えます。
ここから、さらに別山への登りが続きます。途中、 剱岳と剱沢キャンプ場のテント場がよく見えます。2時間ほどで別 山に到着。生憎、ガスのため、剱岳は望めませんでした。
ここからは尾根沿いの道が続きます。 天気が良く天空の散歩道を堪能できると喜んだのも束の間、 しばらくすると山全体がガスに覆われてしまいました。
ガスの中、ひたすら雄山を目指します。真砂岳山頂、大汝山山頂、 いずれもガスで視界が悪いです。
別山から3時間ほどで雄山に到着。しばらく休憩した後、 観光客とともに一ノ越経由で室堂まで下山します。
途中、オコジョを見かけました。オコジョを見るのは初めてです。 動きが早く、カメラで捉えきれません。何とか1枚だけ写真に収め ることができました。
ハードな山行でしたが、雪渓歩きが楽しめ、 最後にオコジョが見れて満足でした。