toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

仙丈ケ岳

★山行日
 2019年1月12日(土)〜13日(日)晴れ

★メンバー
 鉄人、ちこ、会員外1名  計:3名

★コースタイム
 1日目 5:00大沢野−8:30戸台駐車場着−9:30駐車場発−15:00長衛荘着(テント泊)
 2日目 4:30テン場発−8:00仙丈ケ岳−9:00小仙丈ケ岳−10:00テン場着
    11:30のんびり撤収後テン場発−15:50戸台駐車場着

★内容
 今年に入ってから3回目の雪山ですが、今回は雪化粧の南アルプスの女王に会いに行く主目的以外に、夏用のテント(フライ無し)で寝てみる、汗をかかずに歩く、ということを目標に行ってきました。
戸台から北沢峠までの歩きが行きも帰りも地獄でした。特に河原歩きが足にきます、、。
初日は北沢峠までと決めていたのでゆっくりめの行程でしたが、5合目付近でビバークする人もいて、次回があれば検討してみたいです。
5合目までは一応樹林帯ですが、尾根上なので風は強かったようです。テン場はほぼ無風でした。


登山届を出して駐車場を出発。簡易トイレあり。登山届をチェックする方がいましたが、駐車料金は無料でした。


テン場着。冬期避難小屋あり。トイレあり。水場も凍ってませんでした。
1人ひとつずつのテントで寝ます。
晩御飯はみんなでキムチ鍋(*^-^*)お腹いっぱい食べて温まりました。
頑張って食材を担いで良かった。

このグラデーションがたまりません


これが見たくてがんばって歩きました。


標高日本1位、2位、3位



山頂。風も弱くて快晴!



御世仏山

★山行日
2018年12月30日(日)雪時々曇り
★メンバー
スキー講師Y田、キヨさん、ピークハン長、沢ヤか?Y、しげっち、かがやき1号、スキーヤーK、機関車
★コースタイム
9:30 国道156線駐車場(標高350m)-12:40 稜線(915m)-13:45 国道156線駐車場(標高350m)


年末にこの冬一番の寒波がやって来たと言う事で安近短の御世仏山へ行ってきた。
いつもの様に国道脇の林道からのスタートだったが、先行者がいた様でトレースが有った。暫くトレースを辿ったが我々の予定のコースと違っていたので途中から我が道を進んだ(結局その先行者とは一度も会わず)。予想通り上部へ行くほど藪は埋まっておらず稜線直下はかなりの藪。これ以上進んでも藪地獄に嵌るだけなのでここで行動を終了。

降りは滑られる斜面を何とかつないで棚田へ。登りとルートが違っていたので段差が気になったが、トレースが無い分平坦な所は直ぐに止まったので逆に安全に降る事が出来た。ここのコースで意外に快適なのが棚田の下の斜面で、積雪不足でありながら藪は殆ど出ておらず満足の行く滑りが出来た。

雪不足が予想されていたので今回はいつもの周回コースをとらなかったが、今度まとまった雪が降ればもう一度訪れてみたい。



国道から延びる林道からスタート

下部は雪不足ながらも藪は薄かったがラッセルは脛から膝くらい

上部はこんな所も有ったのだがこの上が大変だった

藪地獄!これ以上進んでも下りがそれ以上に地獄なので稜線直下で行動を終了
沢もスキーも藪は大敵

滑られる所は限られていたが雪は重いながらもパウダーを頂けたので良かった

棚田は藪は無いが登りとコースが違っていたのでトレースを利用できず
平坦な所は直ぐに止まってしまう

お気に入りの景色が見られたので良しとしよう

棚田の下部の方が藪が薄く快適だった

お疲れ様でした!

八ヶ岳

★山行日
2018/12/28晩〜2019/1/1
★メンバー
西部警察、浪速の人

12/28(夜)
 22:30 電鉄黒部駅
12/29
 02:30 観音平手前のゲート
 閉まっている。あきらめて「道の駅こぶちさわ」へ
 そのまま車中泊
 06:50 道の駅 発
 07:35 ゲート
 08:41 観音平
 13:28 編笠岳
 思った以上に雪が少なく、水の確保に心配したが、頂上を超えると暴風、雪だらけ、
 北と南斜面の問題か、とりあえず安心したが思った以上に風が強く冷たい。
 13:54 青年小屋着
 満身創痍で青年小屋になだれ込む。
 噂には聞いていたが、冬季非難小屋は広い分寒い
 畳敷きの為、テントを張る事もはばかられる。
 ガラス窓、電灯もないので扉を閉めると真っ暗。
 バーナーは入口近辺のみの使用可との事。
 炊事をしても寒い。
 翌朝シュラフを片付けようとすると、シュラフとカバーの隙間に霜が張っていた。
 少しでもシュラフを濡れから守るため、必死に落とす。
12/30
 07:00 青年小屋発
 今日からアイゼン装備
 少し歩くと早くも森林限界突破
 少々雪が降っているうえに暴風
 耐風姿勢をおりまぜつつ少しづつ進行
 もう寒いとかでは無く痛い
 (このあたりで目じりに凍傷ができていた模様)
 08:53 権現岳
 せっかくのピークだが足早に次を目指す。
 看板もエビのしっぽで何も見えない。

 11:01 キレット小屋
 樹林帯に戻ってきた上、天候が好転してくる人心地つく
 そのまま赤岳目指すも途中で外付けしていたテントポールを落としていた事に気が付き道を戻る。
 12:57 途中の樹林帯でポールを回収
 13:12 再キレット小屋。このままテント泊
 昨晩よりは快適、冬は狭い方が良い
12/31
 6:50 キレット小屋再発
 朝焼けが馬鹿にきれいだった
 これが初日の出と言えたらよかったのだが
 (本当の発日の出は谷間の小屋近辺)
 途中の岩稜帯、鎖場が結構いやらしかった。
 天候的には安定してきている。昨日よりかなりマシ
 手袋をつけてるはずの手が痛いのは気になるが…
 必死に動かしたり、こすったりしておく。
 指がなくなるのはまっぴらだ

 9:23 赤岳ピーク
 急に人が増えた。
 人がいるというのはなんと安心できるのだろう
 足早に次をめざす。

 09:30 赤岳頂上山荘
 10:03 赤岳展望山荘
 このへんまでくると普通に営業している小屋が多くびっくりする。
 さすが八ヶ岳
 11:27 横岳
 天候もよく、風も少ない。
 汗をかいても困るので薄着に着替える。
 そう思っていたら、即冷たく強い風が吹いてくる。まずい。
 慌てて服を戻す。

 12:13 硫黄岳山荘
 手がものすごく痛い
 山荘は閉まっていたが、風が来ない位置で必死に手を温める。
 硫黄岳のへの道は急になだらかになった。
 峠は越えた気分
 12:55 硫黄岳
 ここで今後のルートの相談
 最初のゲートの件、ポール落とし物の件で時間がかかりすぎている。 
 予備日を使えば予定通り北部までぬけれるかもしれないが、今後の予定もお互いあるので無理せず下山する事とする。
 
 14:06 赤岳鉱泉
 残念ながら温泉は冬季はしていないらしい
 それでも、暖房のある施設、溶かさなくても飲める水があるのはありがたかった。
1/1
 07:00 赤岳鉱泉
 08:09 美濃戸山荘
 08:52 八ヶ岳山荘
 ほぼ下山、久々に暖房の効いた部屋でゆっくりできる。
 目じりに黒い凍傷、手足指の先っぽが少しピリピリする。
 噂には聞いていたが、八ヶ岳、雪は無いけど寒い
 次回はもう少し対策していかないといけない。

 以降、
 バスにて茅野駅
 電車にて小淵沢駅
 歩いて道の駅まで戻り、温泉につかる。
 今までの環境を考えると天国のような場所だ。
 そのあと、富山方面へ帰る。
 

 20:00 電鉄黒部駅
 結構遅くなった。早めに下山できるルートにしてよかったと思う。

白馬乗鞍岳

★山行日
 2018/12/23(月)曇りのち雨
★メンバー
スキー講師Y田、ピークハン長、キヨさん、勝さん、しげっち、浪速の直ちゃん、よっぴ〜、みっちゃん、ゆっき〜、


雪が少ないながらも山スキーを楽しむため、標高2456m白馬の乗鞍岳を目指してきました。
8:45  栂池スキー場駐車場着、身支度を整える。
   久々の山スキー装備だったが、案外問題がなかった。
   帰りは滑って降りてこれるのでゴンドラは片道切符
9:20 栂池ゴンドラリフトで栂の森駅着
   シールをペタペタ張り付ける。皆は接着剤でつけるタイプだが、
   自分は吸盤タイプ、メンテナンスらしいことはしてないし、
   なんだか買った当初より硬くなっている気がする、少々不安。
   そのまま、林道を使って上を目指す。
   噂には聞いていたがなにやら外人さんだらけ
   ずっと林道もつまらないし、
   今後の練習、ウォーミングアップもかねて藪ぽい方向へも進む。
   斜度がきつい場合の行動や、キックターンを習う。
11:45 栂池山荘着
   午後以降天候も悪くなるようなので今日はここまでの模様。
   シールはちゃんと使えていた。一安心。
12:15 休憩、記念撮影後、シールをはがして下山
   久々の非圧接の雪に少々手間取る。
   基本はボーゲンで突破するのが自分はやりやすい。
   急斜面は先日習った横滑りで対応できた。
   学んだことが役立つのはうれしい。
13:40 栂池スキー場駐車場着
   帰りの温泉は道の駅小谷にて


南砺市・高峰

★山行日
2018年12月16日(日)晴れ
★メンバー
スキー講師Y田、ピークハン長、K社長、勝さん、コボちゃん、ぎっしー、かがやき1号、みっちゃん、機関車




前日午後からビーコン探索の訓練をした後、夜は某キャンプ場のコテージで忘年会

当日の朝は道路が凍結しており山越えは怖かった
各自の車で来たので路側帯にはズラリと列が

林道の積雪はおおよそ30cm、くねくね道で山頂まで3時間余り掛かった

山頂から劒、立山方面 天気は先ず先ずだったが風が強かった


林道は緩斜面と湿雪で板はあまり走らなかった

下山した頃は積雪が10センチほど少なくなっていた

環水公園〜 呉羽山

★山行日

 2018年12月12日(水)曇り

★メンバー

 しげっち、鉄人佳克ちゃん、ちこ、会員外1名  計:4名

★コースタイム

 環水公園駐車場(ラ・シャンス横)19:15〜 呉羽山展望台20:00〜環水公園駐車場20:30

★内容

 ナイトトレイルラン第2弾です。朝から雨模様だったので雨天中止も想定していましたが、仕事が終わるころには雨も上がり、予定通り開催されました。
スターバックス横の環水公園駐車場は思いのほか混んでいたので、ラ・シャンス横の駐車場に車を停め、着替え等準備。
しげっち隊長と先日の日曜日にフルマラソンを走ったばかりなのに一番元気な鉄人、冬に向けて脂肪を順調に蓄え中のちこ、食べても太らない会員外の4名で
入ったことのないラ・シャンスを横目に出発!



呉羽山目指して街中を走ります。
走り始めはスローペースかと思いきやいきなりキロ5分20秒で入るのは勘弁してください。


坂を駆け上がり(歩いたり)、待っていたのはキレイな夜景☆彡


ライトは消しましょう(笑)


環水公園に戻ってきて記念に一枚

最後に環水公園をクールダウンでジョグするつもりが、鉄人に引っ張られて
ハイペースに(゚∀゚)でもいい練習になりました。
ありがとうございました。

北陸地方雪崩講習会 机上

★実施日
2018年12月09日(日) 9:00〜16:00
 9:00〜11:00 地形・気象・植生・雪質について [富山大学 雪氷学 島田先生]
11:00〜16:00 基礎コース、雪山登山コース、バックカントリーコース、コンパニオンレスキューコースの各々に分かれて、講習。
★メンバー
 当会からの参加者(基礎コース) ゆっき,みっちゃん + 講師スタップ(バックカントリーコース) しげっち

★内容
北陸地方雪崩講習回は、福井、石川、富山、新潟の4県にて労山のポランティアスタップにより成り立ち、今シーズンで第22回目となる。その年々により、参加人数は多くなったり、少なくなったりを繰り返しているが、今年は全コースで26名と低調な部類である。
今年は暖冬らしいので、雪山に入る人の意識が雪崩にたいして危険意識が薄いのか??などと考えてしまう。
さて、講習の方は、富山大学の雪氷学の島田先生を講師に「地形・気象・植生・雪質について」を講義して頂いた。島田先生自身も趣味がテレマークスキーヤーということで自身の体験談と事故事例をアニメーション付きのパワーポイントで判りやすく説明。自分の場合だったらどのような行動判断していたかを考える良い機会となった。
次回の実技は、来年の1月26~27日。申し込みはもう締切っているが、自身の身を守るのは自分自身であり、バックカントリーに入る人は是非、毎年 受けてほしいものである。