toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

【富山県勤労者山岳連盟交流登山】大辻山読図山行

★山行日    :

  2022年10月30日(日) 曇り

★メンバー: 9名 + 富山ハイキングクラブ+三島の会

       スキー講師Y田, Yさん ,  すーちゃん, ジョー, リバティ, よっぴ〜, ミスター ,

  (講師) YSOK, しげっち

★コースタイム:

        8:30 立山青少年の家駐車場-9:20大辻山登山口(本道ルート)-12:10-12:500 大辻山山頂 -15:00 登山口-15:30 立山青少年の家駐車場

★概要 :      

 富山ハイキングクラブおよび、三島の会と富山労山の3団体合同で、大辻山にて読図山行を行った。まずは、集合した立山青少年の家の駐車スペースで、コンパスの使い方の説明を聞き、ベアリング表を完成した。登山用コンパスを持っているが、使い方を忘れた方や知らない方が意外と多く、スマホの登山地図アプリに頼りすぎなのではないかと思った。たしかにスマホは便利なのだが頼り過ぎると、スマホのバッテリー切れなど不測の事態に対応できないことや、地図から情報を読み取れる力があった方が豊かな山行になるに違いない。

 読図山行に選んだ大辻山は、登山道が尾根上にあるが、尾根の両サイドは樹林帯に覆われ、対岸の山々の目印となるピークや人工物がほぼ見えなくコンパスによる現在位置の把握は難しく、歩いた登山道の標高のアップダウン情報や登山道のカーブ情報や、登山道からみたサイドの斜面の谷地形や、尾根地形などの視覚情報から、現在地を把握することになる。
 そして、単に地図を眺めて説明を聞いているだけでは、「なんとなく読図山行が終わってしまった」となりかねないので、今回は、課題を設けて一人一人現在地を地図にマーキングしてもらうことにした。
 大辻山本道ルートは、立山青少年の家の案内看板が①~⑪まであり、この案内看板の現在地を課題として、案内看板が出てくるたびに立ち止まり、地形から推測される現在地を参加者全員に意見を出してもらった。登りはスマホの登山地図アプリを見ないで課題の答えを記入し、下山時にスマホを見ながら自己採点を行った。読図する力は一回の山行ではなかなか身に付かないので普段の山行にても繰り返し研鑽して頂きたい。

 

ベアリング表

案内看板①~⑪の位置を地図および高度グラフに記入してください

コンパスの使い方を学ぶ

ベアリング表作成中

立少案内看板3にて地形を確認

所々立ち止まって、地図と地形を照合する。

大辻山山頂にて