toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

仁王山(1516m)〜白木峰(1596m)

★山行日
2010年3月22日(月)快晴
★メンバー
EASさん、キヨさん、機関車
★コースタイム
大長谷温泉7:00⇒仁王山10:05⇒避難小屋(ランチタイム)11:25〜11:55⇒白木峰12:10⇒大長谷温泉13:40



今回はEASさんの提案で仁王山〜白木峰へと周回して来ました。
前日の降雪が登り口で20cmほど有ったが雪解けはかなり進んでおり、冬眠していた藪が頭をもたげ出している。登りには支障なかったがこの山のスキーの賞味期限は過ぎている。上部は新雪が深い所で50cmほどあり、思わぬラッセルを強いられる。コルから山頂直下の急斜面はクラストしていたが新雪を拾いながら登り上げる。仁王山山頂からは北アルプスの山々が屏風のように横たわっており、剣岳から乗鞍岳まではっきり確認出来る。

シールを剥して白木峰方面に滑り込む。稜線を滑ったが真谷側は良い斜面が広がっていたので、厳冬期に来た時にはこの斜面を滑ってみたいと思った。
最低鞍部でシールを貼り白木峰に登り返す。白木峰の登山道が有る尾根には、朝駐車場でお会いした単独者(富山山想会の方)が登っているのが見えた。どうやら急斜面でスキーを諦めつぼ足に切り替えたようだ。私らは快調に予定のコースを進み、白木峰山荘横の風の当たらない所でランチタイムとする。

30分の休息後山頂へ向けて歩き出し、10分程で白木峰山頂に到着。山頂には先ほどの単独者が到着しており集合写真を撮ってもらう。山頂から夏道の有る尾根に滑り出す。思っていたより雪質は良くどんどん高度を下げる。標高1200m付近で尾根が2つに別れているが、その間の広い谷を滑る。ここは何時も期待を裏切らない。新雪もいい状態で残っており快適に滑る事が出来た。杉林の緩斜面を過ぎると除雪がしてない国道に出て周回コースは終了。

今回は思いがけないパウダーに見舞われ満足のいく山行となりました。逆コースを選択していたら悲惨な目に遭っていたでしょう。やはり色んな気象条件によって山(コース)を選ぶのも、快適な山行にする重要な要素ですね。

 
何時もの所からスタート(新雪20cm)    途中の東屋(屋根には新雪だけ積っていた)
 
コルを過ぎれば山頂まであと少し     仁王山から立山連峰(剣岳の黒さが際立つ)
 
同じく金剛堂山 その奥に白山      仁王山をバックに白木峰への登り
 
白木峰へ最後の登り           白峰山頂?
 
EASさんに掛ればどんな雪質でも    新雪を蹴散らすキヨさん
快適になってしまう