toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

 白木峰 大谷 左股

★山行日
2018年7月1日(日) 快晴
★メンバー
ぎっしー、しげっち、機関車、沢ヤか?Y
★コースタイム
   7:13キャンプ場発−8:20入渓800m左俣に入る−8:40連瀑帯(5滝)
  −10:40・950m二股−11:10・1050mの二股(左に入る)
  −11:40巨大堰堤(右へ)−13:55登山道−14:30下山開始−16:30キャンプ場

2009年に一度遡行した谷である。奇しくも前回も今回同様にニッコウキスゲのあたり年だった。林道が崩壊しているため、今回は下のキャンプ場から登らねばならず、登山客はさぞかし少ないだろうと踏んでいたが、何のことはない、キャンプ場にはすでに30台以上の車で溢れていた。スタートから林道あるき約1時間で標高800mの大谷に入渓した。
 前回は核心の連瀑帯をまったくロープなしで進んだが、今回はぎっしーの沢靴のソールが剥がれるというアクシデントもあり、慎重を期するため、なるべくロープを出して登攀した。その結果、やや時間がかかったが、その分、山頂で大集団に出くわすことなく、静かな花鑑賞を楽しめた。今回は前回と異なり1050mで左又に入ったが、大勢で遡行するときは右又を進む方がよいと思われる。林道が近いからだろうが、1150m付近の巨大堰堤の出現には驚かされた。


F1・4m直瀑。右から小さく巻く。滝口のトラバースがちょっと怖い。ロープを出す。
 
F2・5m直瀑。右のスラブから上がる。ロープを出す。
 
F3・6m2条幅広。右の水際のルンゼをシャワークライムで超える。お助けスリングでOK。
次のF4・4m斜瀑は直登可能。
 
F5・5m直瀑。左から巻く。トラバースがいやらしいのでロープを出す。

数分後の7m段瀑。左壁を問題なく上がれる。
 
その後も小滝が続くが、直登可能なものばかり。今回は1050m二俣を左に入った。

1150m付近で地図にない巨大堰堤が出現。右から上がった。
 
直後の二俣を右に入る。チムニー状のルンゼに先にはCSが覆い被さる。カムを効かせお助けスリングで超えた。
 
約50分の藪漕ぎ後、登山道に出た。祠の50mほど手前だった。

ニッコウキスゲが繚乱する山頂付近を散策後、登山道と林道を使って下山した。