toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

蒲原山(1630m)

★山行日
2015年1月18日(日)曇りのち晴れ
★メンバー
フッ快調、オギ社長、キヨさん、沢ヤか?Y(記録)、かがやき2号(コーちゃん改め)、スキーヤーK、機関車
★コースタイム
湯原集落430m7:32発⇒尾根上1000m9:26⇒尾根上1290m10:41⇒1420mのコル11:20⇒蒲原山山頂12:05〜12:30⇒登り返し地点1000m(ランチタイム)13:12〜13:46⇒尾根上1040m13:58⇒湯原集落14:36


今回予定の金山岩は、妙高で遭難騒ぎが出ているほどの予想外の寒波襲来で予定変更となり、蒲原山にしたが、これが大正解だった。2台の4駆車は湯原集落まであがれたが、2駆車の自分たちは国道沿いからの出発となった。それでも7時30分にスタートできた。


雪は程良く締まって激ラッセルはなく、週末寒波でパウダーも期待できそうだ。いつものルートで進んだ。尾根には890mの平坦部で乗った。950mを過ぎると快適な緩斜面となる。このころから眩しい日の光が差し込んできた。風もなく実に快適だ。すべりを考えるともう3時間後から照りだしてくれればと、ちょっと贅沢なボヤキもでていた。1050mで支尾根を乗越すといよいよ緩徐なトラバース上りとなる。


稜線には1290mで出た。その後は快適な稜線歩き。ちょっと寒いが、風もさわやかで、視界良好。1420mのピークを過ぎ、滑走地点を間違わないようにコルより南で小休止。その後約40分で山頂に到着。広大な雪原の向こうに黒負山、五輪山、朝日岳、雪倉が実に雄大だ。こんな展望が見られるとは、大感激。



蒲原山は、山頂から1410mまでの第1滑走、1000mの谷二股までの第2滑走、そして500m付近までの第3滑走とそれぞれ趣の異なる3段階の滑走が楽しめるのが、大きな魅力である。今回はどのコースもはずれがなく、最高のパウダーを満喫できた。


まずは1410mまで。明るいブナの疎林が素晴らしい。第2滑走はやや急になる。木々は細くなりちょっと密度が濃くなるが、これも楽しい。あっという間に二股についた。シールを付けて一見コル状にみえる緩斜面を上り返した。約70m、10分で上りのトレースに合流。最短距離だった。


ここから約40m北に滑って、北斜面にでる。立木がない雪原だ。斜度はきつくなく、雪崩の心配はないだろう。さあ、ここから最後の第3滑走である。みんな、思い思いのシュプールを描いて満足そう。雄叫びのオンパレードだった。ここ数年で最高の滑りだった。
蒲原でこれだけ天気、雪質に恵まれたことはこれまで無く、3つの滑走コースすべてが最高だった。







集落の除雪終点からスタート       神社の前でビーコンチェック

登り始めは杉林の急登          標高700mで小さい谷を横切る

標高1000mで陽が差してきた       斜面のトラバース後尾根に上がる

雨飾山や駒ケ岳三山もクッキリと     1300m付近のなだらかな尾根を上って行く    

山頂直下の斜面は心を癒してくれる    

山頂をはしゃぎ回る、かがやき2号    松本から来たグループに撮って貰いました

直下は広く緩いスロープ         最後はぶっち切りのトップでゴール?

1420mからの谷筋は雪質、斜度申し分なし

どこまでも快適な斜面が続きます     「おーい待ってくれ!」「やだよーん」

カモシカ君が激ラッセルをしていました

標高1000mでシールを付けて登り返す   登り返しの斜面(60m登った)

1000mからのオープンバーン

撮影者はその後死亡が確認されました

下部の樹林帯もパウダー絶好調でした