toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

御世仏山(みよぶつやま)1031,3m

★山行日
2012年2月12日(日)曇り一時雪
★メンバー
オギ社長、tada♂、マツさん、アキオさん、沢ヤか?Y、ボーダーT、tada♀、峰不二子、機関車
★コースタイム
林道取付(330m)8:50⇒棚田(550m)9:50⇒稜線(950m)11:30⇒御世仏山山頂12:15〜12:40⇒上部林道(660m)13:15⇒登り返し900m地点14:10⇒国道(R156)14:55


今週(今日)も大雪直後と言う事で標高の低い山でも楽しめる所を選んだ。2年前にもこの山を訪れているが、この時は大荒れの天気で山頂をピストンして来るのがやっとだった。今回は2年前と登りは同じルートだが、往路を戻らず山頂から北斜面を上部の林道まで先ずはひと滑り。林道からシールを付けて登りのトレースまで移動し、そのトレースを利用して稜線直下まで登り返してあの美味しい斜面を頂くと言うとても欲張りな企画である。果たしてこの計画が上手く事が運ぶのか少し不安であったのだが・・・。


当日、先ずは平の道の駅に集合し国道沿いの広いパーキングに車で移動。準備をして国道を200m歩いてから除雪がされてない林道に取り付く。雪の壁は有に2mは越え、スコップで階段を作り林道に這い上がる。林道を50mシール歩行し斜面に入っていく。最初は杉とナラの木が入り混じり、やがて広い棚田にさしかかる。棚田を過ぎるとまた杉林になり、上部林道から上は太ブナの斜面が広がり斜度も申し分なし。傾斜も増しラッセルもきつくなるが大人数なので早めの交代で回す。稜線に出れば山頂までは林道が繋がっている。稜線に出てから意外と距離があり30分余りで山頂に到着。



記念写真を撮った後、早速シールを剥し林道が90度右へ曲がっている辺り(標高が丁度1000m)から北斜面に入っていった。少しづつ右に進路をとりながら降って行ったが、途中雪崩れそうなきつい傾斜の所が出てきた。ここは右にトラバース気味に行き谷筋に入っていったが、この谷が思っていたより真に快適で、あっと言う間に林道(660m)に出てきてしまった。ここでシールを貼り東へ向けて林道を200mほど歩けば、程なく登りのトレースに合流。稜線直下まで登り返した。適当な所からシールを剥し超快適な斜面を滑る。登り返した部分がこの山行の目玉で本当に素晴らしい斜面だ。これもあっと言う間に降りてきたが、この下も棚田やプチ快適斜面もあり楽しませてくれた。


今回の周回コース、メンバーのお陰で無事終了する事が出来た。一番気にかけていた山頂付近からの急斜面(北斜面)は、上手くルートを取れば問題無いレベルだと思う。コースの確立が出来れば味わいのあるスキー山行が約束される事でしょう。


 
国道脇のパーキングからスタート     雪の壁が高くオギさんに階段を施工して貰う
 
雪の壁を乗り越え林道からシール歩行   僅か50mの林道歩きで斜面に取付く
 
棚田に着いた頃対岸の山に一時陽がさした 雪は意外に深く少し重かった
 
標高800m付近の太ブナと美味しい斜面  稜線付近の滅茶太ミズナラ?の大木
 
山頂は広かったが視界は悪かった     山頂から北斜面へ(谷状の超快適斜面)
 
標高660mで林道に出てシールを貼る    林道歩き200mで登りのトレースに合流し900mまで登り返す
 
ここは登り返してでも滑る価値の有る斜面 棚田の雪原も変化が有って良かった 
 
棚田の下もプチ快適斜面あり       国道の雪は解けていた 車の通行に注意!