toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

赤ハゲ→白ハゲ→赤谷山

[山行報告]

  • 期日    10月13日(木)
  • メンバー  ふく編集長(L)、T氏(他会所属)、cooper(記録)
  • タイム    4:45ブナクラ林道ゲート→10:27〜10:50大窓→11:55白ハゲ→13:15赤ハゲ→14:15白萩山→15:00〜15:20赤谷山→16:37ブナクラ峠→18:50ブナクラ堰堤→19:10ブナクラ林道ゲート

前日夜馬場島に到着し、車中泊をした。翌日は早いので、すぐ寝る。3時30分に起きて、準備をし、ゲート前まで移動。暗い中、ヘッドライトで進む。入渓してからも暗いので、慎重に進む。大窓まではルート経験している私も一カ所間違えた。標高1890mからは右にそれて、枯れ沢を登る。大窓到着して、小休止。白ハゲへは黒部側から藪こぎをする。ハイマツにしがみついてなんとか登った。日頃見ることのない剣岳の北東側からの顔を拝ませてもらった。白ハゲから赤ハゲまでは岩稜地帯となり小ピークを巻きながら進む。最後のピークに乗り上げてしまい、ここからの下降が核心部だった。岩は剥がれ、降りようがない。残置ロープがあったが、古くて頼る気にならない。私はスリングで簡易ハーネスを作り、確保してもらいながらなんとかクリア。最後はリーダーが確保なしで慎重に降りた(さすがである)。赤ハゲ直下はまたまた藪漕ぎで、人が通っている気配はない。30分は漕いだろうか?赤ハゲ山頂から見える剱は格別だった。ここからはなぜか赤布がところどころあり、あまり迷うことなく進めた。白萩山は草付きを黒部側から巻いて山頂直下から標高にして15mくらい藪漕ぎをして、ピークについたが、ただの藪だった。そこから赤谷山までも割合ルートファインディングしやすかった。山頂直下は東側の草付きをトラバースして、途中ある赤布の枯れ沢を詰めると、赤谷山山頂のなじみ深い光景に到着。ここからは一般登山道であり、紅葉を愛でながら、会話を楽しみながら下山する。夕闇の中、ヘッドライトを灯しながらのブナクラ谷を堰堤まで戻る。無事に下山できて本当に嬉しかった。このルートは読図、ルートファインディング、遡行、岩稜地帯通過、長時間行動、藪漕ぎと登山のエッセンスが詰まったコースである。私一人ではとてもこなせないが、リーダーの指導を仰ぎながら、また同行のT氏に助けてもらいながら、なんとか怪我なく戻ることできた。今の自分の力量では、マックスのコースであり、達成感でいっぱい、感動いっぱいの山行になった。

  
池の平谷出会い                   雷岩は右側を巻く
  
ちょっと藪漕ぎして                 降りると大窓が・・・

紅葉も盛り

水量も多し                     滝の右手を登る

大窓から富山平野を望む               白ハゲ山頂にて剣岳をバックに

核心部、慎重に・・・                雷鳥もお出迎え

次は赤ハゲを目指して                赤ハゲピークより白ハゲと剱を望む

池塘あり                      白萩山はただの藪

またまた藪漕ぎ                   赤谷山ピーク、ここまで来て一安心

猫又山                       ブナクラ谷の紅葉

草とのコントラスト                 夕陽に映える紅葉に感動!