toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

焼山(2400,3m)北面台地

★山行日
2010年4月18日(日)晴れ
★メンバー
EASさん、テレマーカーMさん、オギ社長、Yドクター、ボーダーT、怪鳥、機関車(記録)
★コースタイム
笹倉温泉(500m)6:15⇒アマナ平(1000m)8:25⇒北面台地末端(1200m)9:05⇒岩稜基部トラバース(2100m)11:40⇒焼山山頂13:30⇒北面台地末端15:10⇒笹倉温泉16:00



山スキーの聖地と言われる焼山北面台地。今回は天候とメンバーに恵まれ運良くピークを踏む事が出来た。
頚城周辺の山域は積雪が多く、笹倉温泉付近でもまだ50cmの積雪が有った。温泉から先の林道は除雪されていないので此処からシール歩行。
九十九折りの林道も積雪十分で時折カットしながら高度を上げる。緩い起伏を繰り返し広い雪原のアマナ平に到着。此処から急斜面を這い上がると北面台地末端に到着。左前方に火打山が美しいが主役はやはり焼山であろう。この台地も過去の噴火で創りあげたものだから。


台地の中央付近まで先行者がぱらぱらと10人位見えるがこれからが大変だ。1時間ほど経っても景色が殆ど変わらないのでちっとも歩いた気がしない。
標高1500m付近から時折ガスが出てきて視界が利かなくなる事もあったが、逆に景色が見えない分歩きに集中出来た。風も吹いたり止んだりで気温(体感温度)の変化が激しいのでカッパを羽織ったり脱いだり忙しい。標高2000m付近へ登った頃から先行者がポツポツ降りてくるが雪質は最悪のモナカで滑り難そうだ。標高2100mでちょっと藪っぽい所を過ぎ岩稜基部のトラバースだが、先行者は傾斜がキツイのか此処から皆アイゼン歩行に切り替えている。私らは行ける所までシールで行く事にした。雪質がめまぐるしく変わり難儀したが私を含めて数名は外輪山の一角までスキーで登る事が出来た。


外輪山を含め山頂一帯は思っていたより狭く、三角点の有る山頂から直ぐ近くに噴煙が上がっているのが見えた。こんな所に長居は無用、シールを剥がして滑降の準備に取り掛かる。滑り出しからカリカリのアイスバーンの上に新雪が乗っていて、それも少しパックされているので滑り難い。途中、若干滑り易い所も有ったが標高2100mから下は頑固なモナカ雪で、滑ると言うより何とか高度を下げると言った方が正しい表現かも。標高1500m付近でようやく雪も緩み滑りやすくなったが、もはや傾斜は緩く直滑降で降って行く。台地末端で焼山に別れを告げ降りのトレースを見ながら林道を降って行った。




 
笹倉温泉からスタート          九十九折りの林道からの風景
 
林道より右から昼闇山、高松山、焼山   アマナ平にて
 
アマナ平より火打山(左)を遠望      台地末端から焼山を目指す
 
                    上部はカリカリのアイスバーンだった
 
最後の登り(外輪山直下から)       外輪山の一角で一休み
 
山頂方面をバックに           焼山山頂に有る三角点
 
 
標高2100〜1500mまでモナカ雪に苦しんだ