表妙義縦走

★山行日

2019年11月9日(土)~10日(日)両日とも快晴☀

★メンバー

スキー講師Y田氏(Ⅼ)、ジョー氏、みっちゃん(記録)

★コースタイム

11/9  7:00集合場所発⇒10:00~軽井沢散策⇒16:00テン場着

11/10 6:00妙義神社⇒9:00相馬岳⇒11:00鷹戻しの頭⇒12:00東岳⇒12:40西岳⇒13:40

第4石門⇒15:00妙義神社

 

  妙義山群馬県を代表する山の一つ。尖った岩峰の荒々しい山容から日本三大奇景の一つにも数えられ、岩肌の創り出す景観美から日本百景にも選定されています。

 わたくし、みっちゃんが妙義山の中でも下仁田町側から眺望できる白雲山、金洞山からなる「表妙義」を縦走したいと訪れたのは今年の5月。その時は突然の雷雨に見舞われ、白雲山側の方だけで敗退。その時から紅葉の時期にリベンジしようと考えていました。リベンジにあたり、この表妙義縦走路の鎖場での多数の死亡・重傷事故、中でも前回行けなかった金洞山側の「鷹戻し」に非常に事故が多いことから単独決行は辞めようと判断。会の精鋭の一人にして剱岳バリエーションコースにご一緒させて頂いたスキー講師Y田氏に同行をお願いすると快諾して下さいました。Y田氏の知人で最近入会されたジョー氏もご参加して頂けるとのこと。いやはや心強い限りで…。 

 今回ちょっと発想の転換で。山行の前日に軽井沢を散策して紅葉を楽しんでからテン場に向かおうということに。碓氷軽井沢IC~松井田妙義ICは1区間です。表妙義縦走はどうしてもリスクのある山行、コミュニケーションを良好にし、メンバーの結束力を高めるのにもいいと思いました。

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 快晴の軽井沢に到着。まずはトレンドスポットの「プリンスアウトレットショッピングプラザ」へ。

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 昼食は地元の有名店をチョイス。味噌ラーメンがイチ押しとのこと。

 

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 ジョー氏はとても穏やかな話しやすい方で。山も含めていろんなことにチャレンジしたいそう。前向きですねー。

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 面白いオブジェもありましたが。これは牛のソファー。

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 午後からはレトロとモダンの調和する街、軽井沢銀座へ。

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 紅葉はまさに見頃。

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 街路樹のモミジの燃えるような赤が街を彩っていました。

 入会されたばかりのジョー氏とは会事務所ではお会いしていましたが山行にご一緒するのは初めて。紅葉の軽井沢を歩きながらリラックスしていろんなお話が出来て。飾らない気さくな方だというのが分かりました。

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 「道の駅みょうぎ」から眺める下仁田町の夕暮れ。

 

 この日はテン泊です。軽井沢のスーパーで買った食材ですき焼きを作り、地ビールで乾杯🍺メンバーのコミュニケーションは実に良好。明日の山行に結び付くいい流れ。

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 翌朝。4時起床。

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 朝食は昨夜のすきやきの残りで雑炊を。

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 テントを片付け、あたりが白々と明るくなり始めてから出発。妙義神社で安全登山を祈願し、6時入山。

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  途中にあった岩の上で夜明けを眺めました。

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 朝日を浴びる街並み。今日という日が動き出します。

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  上級者コースに入る前にある軽い鎖場。まずはウォーミングアップ。

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 途中妙義山の代名詞のひとつ「大の字」に立ち寄りました。

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 縦走コースに入りました。最初の「奥の院」の鎖場。岩が丸くてつかみづらいですが、そんなに難しくはないと思います。Y田氏は軽々と登られました。

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 ザックがすれるほど細い通り道。

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  連続アトラクション、「ビビリ岩」、「背ビレ岩」。

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 ホールド、スタンスは豊富にあります。こちらもそれほど難しくはないかと。

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 「大のぞき」からの展望。裏妙義方面です。こちらも行ってみたいという欲が…。

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 白雲山側の核心部、7m+7m+30m計44m滑り台状鎖場の下り。ジョー氏のように鎖を両手でつかんで懸垂で降りて行く腕力はわたくしにはないと思いますので。鎖は補助的に使って三点支持で降りました。小さな突起につま先を乗せ、慎重に降りました。

 主に山で仕事をしていらっしゃるというジョー氏。体力レベルも素晴らしいですが。岩場にも慣れていらっしゃって、なんだかんだと言いながらこの鎖場を難なくこなされました。恐れ入りました!

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 下から見上げるとこんな感じ。Y田氏は相変わらず華麗に降りられますねー。

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 相馬岳山頂。白雲山側ピークです。

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 急斜面のザレ下り、鎖場を超えて中間地点の「堀切」まで来ました。前回わたくしはここで敗退。いよいよ今日、金洞山側へ入ります。

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 金洞山入り口にこのような看板が。気持ちを引き締めて…。

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 いよいよメインイベント「鷹戻し」が近づいてきました。

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  「鷹戻し」。下部はこんな感じでそれほど苦労せず登れます。

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 中間部の方でしょうか?この後梯子を登る所がありました。

 あまりのスリルに余裕がなくて写真を撮れなかったのですが。上部はほぼ垂直。オーバーハングしていたりもしました。ホールド、スタンスにするところも僅かな引っかかり。Y田氏、ジョー氏は男性で体力と腕力を駆使して登られましたがわたくしには真似できません。クライミングを少しばかり練習しましたが、それで教わったことが大いに役に立ちました。落ちれば墜落、命はありませんので。一つひとつの動作確認を確実にしました。

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 ”入会初山行にして表妙義最高難所「鷹戻し」を登りきるジョー氏”

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 ネットの画像ですが。上のジョー氏が登りきられた鷹戻し最上部、横から見るとこんな感じです。

 

 最上部は完全にオーバーハングしていて上からみると鎖が見えない状態。鷹戻しの高さだけで60m、なんとも素晴らしい高度感、まるで空中スカイテラスです。

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 3人とも(特にわたくし)無事に鷹戻しを登り切った達成感でその場で記念撮影。

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 もう一つの難所、25mルンゼ2段下り。こちらも上部はオーバーハングしていて足元が見えません。まずはリーダーが降りられます。

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 さしものY田氏もここは足元を慎重に確認しながら降りて行かれました。

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 ジョー氏が降りられます。

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 ルンゼ1段目をなんとか降りて2段目を降りようとしているわたくし。2段目はオーバーハングとまではいきませんがほぼ垂直。足場も小さなひっかかりです。

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 かなりの頑張りが必要でしたが。なんとかクリアしました☻

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 難所を乗り越え、金洞山ピーク、東岳にてつかの間の休息。

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 東岳から先ほど登った鷹戻しが見えます(左端)。人が登っていますねー。上部はやはりしっかりオーバーハング。あそこを登ってきたのかと思うと…。

 しかしながら恐ろしさとは裏腹に紅葉が綺麗ですねえ。美しさと恐怖が表裏一体になっています。

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 見下ろすと下の石門群が見えます。

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 危険を乗り越えた達成感と爽快感。思わず手を振りたくなります。

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 東岳からバリエーションルートの西岳が見えていました。せっかくなので行ってみることに。最後の鎖場を下ります。 f:id:toyama-rouzan:20191110122249j:plain

  ジョー氏ももはや余裕です。登り始めとは体の動きが違います。

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 西岳山頂には先客の方がいらして。写真を撮って頂けました。

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 13時40分、下のハイキングコースにある第4石門前に到着。これはこれで素晴らしい自然が作った造形美。

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 妙義神社前までは紅葉が見頃の中間道を通って帰ることにしました。

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 15時妙義神社前にゴールイン。お疲れ様でした\(^o^)/ご同行頂きありがとうございました…。

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 この日スリリング&アグレッシブな体験をさせてくれた妙義山にお礼と別れを告げて富山への帰路に着きました。

 

 今回の山行で「今年中に表妙義縦走を遂行する」というわたくしの目標が達成されたのですが、思った以上のリスキーな山、スキー講師Y田氏、ジョー氏の同行がなければ成しえなかったかもしれません。危険個所にいる時、仲間がすぐそばにいるという安心感は乗り越えるパワーをくれると思います。前日の軽井沢散策で良好なコミュニケーションを図ったのも山行にとてもいい影響があったようにも。

 あとこの表妙義、普通の山なら入山禁止になっているようなところが縦走コースになっていて、難所はともかく他はアトラクション満載、クレイジーマウンテンというべきか大人の遊び場というべきか…ある程度の体力レベルがあれば次から次へとやってくるアトラクションを攻略しながら行けるなかなか面白い山ではないかと思います。高速道路からのアクセスも◎ 次回は新たなる冒険で裏妙義の方にも足を延ばしてみたいですね☻