toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

芋生茂谷、右股遡行、白水谷下降

★山行日 
2017年8月27日(日) 晴れ

★メンバー
 キヨさん、沢ヤか?Y

★コースタイム
6:30白水谷林道に車デポ−6:50芋生茂橋詰スタート−6:58入渓620m−7:18右から支流685m−7:22大蛇の口(左巻)−7:37・2条4m斜瀑(左巻)−7:41左から支流750m−8:07〜47岩屋のあるCS8m斜瀑−9:00左から支流900m−9:41〜59・10m羽衣滝(右巻)−10:00ナメ−10:06・3条の滝(右巻)−10:18右から支流1060m−10:25〜34・10m羽衣滝とその上の斜瀑(左巻)−10:37二股1100m−10:40〜53・10m直瀑(左巻)−ナメの連続−11:30右の支沢に入る1265m−11:55尾根1365m−12:20・8m白糸滝−12:22白水谷本流1225m−本流を下降−14:14林道950m−15:15林道から尾根を下る−15:35本流に戻る−15:41林道駐車地

★コメント
以前から気になっていた高原川支流の芋生茂谷。当会からもここ20年で2回遡行されているが,いずれも1100mの二俣までで白水谷に抜けてはいない。会山行の日と重なり恐縮だったが,変化に富んだ楽しい遡行だった。
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芋生茂橋を渡ってすぐ右に入り入渓。 2日前の大雨の影響で水量はかなり多い。苔生した深山の幽谷だが、今日は熊よけの鈴がほとんど聞こえない。緊張感が高まる。
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大蛇の口の噴水滝(呼称)。大蛇が口を開け口角から水を吐き出しているように見える。通常は奥の岩窓から抜けるらしいが、今日は水量が多く無理。左から巻く。
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前方に巨岩が聳える2条4mほどの斜瀑。通常は直登できそうだが今日は無理。左から大きく巻く。その後も日本庭園風の美景小滝が続く。 
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岩屋のあるCS8m斜瀑。ロープを出す。リンクカムを使用。岩角でロープがひっかかったので、スリングはかなり長めにすべき。最後の足場が外傾ししかも濡れていたので怖かった。岩屋の中の支点工作が見えますか。
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直後のナメ滝、草との共演が美しい。
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10m羽衣滝。右から巻く。トラバースがちょっと怖い。
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滝の直上にでるとそこはナメ。写真によく出るナメの直登箇所だが、ここで流されると滝から落ちる。右岸に向かって走り込み、際を上がった。
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斜め3条の滝。左はトイ状、中央は7m直 右から小さく巻く。
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10m羽衣滝。美瀑。左から支尾根を利用して次の斜瀑も一緒に巻く。
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1100mの二俣を右へ進んだ直後の10m直瀑。左のガレのルンゼから巻く。立ち木が出るまで上がり、小さくトラバース。
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その後はナメ、ナメ滝のオンパレード。桃源郷のよう。
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1265mで右の支沢に入る。ナメの斜瀑。一見急にみえるが直登可能。さらに200m先の1290mの支沢にはいっても良いかもしれない。尾根の藪漕ぎを耐え忍んで支沢に出て1225mで白水谷本流に合流した。
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すぐに林道に上がってもよかったが、時間があったので本流をゆっくり下った。そして前回白水谷を遡行したときと同じ950mで林道にあがり帰路に着いた。
 岩屋のあるCS滝はちょっと苦労しましたが、その他は比較的安全に巻けました。右俣の滝から上は本当にきれいです。下りをほとんど林道にすれば1時間は早く着いたと思います。