toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

飛騨・桑崎山

★山行日 
2017年8月20日(日) 曇り時々晴れ

★メンバー
 キヨさん、よっぴ〜、勝さん、機関車、沢ヤか?Y
★コースタイム
山吹峠から1500m北の林道入口7:24−入渓7:33−杉林伐採地7:55−小滝の連続8:20−桑崎山山頂10:45〜11:15−県境尾根の踏み跡を下山−東斜面に降りてしまい間違いに気づく12:38−西にトラバースして3つ目の支沢を80m登り返す―稜線に出る13:30−沢を下る−作業用の林道に出る14:07−しばらく林道を進むが杉の倒木に阻まれ進めず再び沢に戻る14:20−とんでもない藪沢となり稜線の登山道に逃げる14:33−山吹峠から700mの道路に出る14:45−駐車地15:00 

★コメント

山吹峠から大規模林道を北に1500mほど進み、右に入る林道入口に駐車。100m先にゲートあり。

林道を10分ほど歩いて標高1100m付近から入渓したが、杉の伐採で沢は荒れていた。

30分ほどで渓相が変わりいよいよ深山の雰囲気が漂ってくる。

流量は多いが丁度良い歩き心地だ。

快適に小滝を上ってい行く。



勝つさんも元気だ。

1300m付近からは簡単な沢歩きとなる。数回の二俣を正確に選択ながら進む。1650m付近から藪漕ぎになり1700mで稜線に出た。登山道らしき踏み跡を探しながら山頂の三角点を目指す。しかし、根曲がり竹の厳しい笹藪で視界は効かず、頼りはキヨさんのGPSのみだ。

何と、ドンピシャで三角点を発見。感動した。キヨさんすごい。

大休止の後、下降開始。しばらく進むと県境の尾根に明瞭な踏み跡を発見。ここから下る方が得策だろうと全員の意見が一致して予定を変更した。が、これが珍道中の始まりだった。

すぐに笹薮の地獄にはまってしまった。交代で笹薮ラッセルをしながら進む。高めの樹木に赤ペンキで県境が記されていたので、これを目印に慎重に下った。極めて正確なキヨさんのGPSもあることだし、まさか道を間違うなんて、誰も予想だにしなかった。

が、沢に出たところで間違いに気づいた。目指す南西ではなく南東の斜面を下ってしまった。このまま沢を下ることはリスクが高いと判断し、元の尾根を目指してトラバースすることにした。「根曲がり竹のトラバースはきつ過ぎる」と、勝さんから弱音が出た。勝さんファイト!

約1時間の悪銭苦闘の末、ようやく尾根に到達。「もうだめ」勝さん倒れ込む。

近くに沢を見つけて下降し、40分で伐採用の作業道に出た。

ここを下れば楽かと思われたが、伐採木が行く手を阻み再び沢に戻らされた。しかし、その沢も藪沢でしかも伐採した杉の枝で覆われ、まともに進めない。ここでまたまたキヨさんのGPS登場。登山道と思しき道が30m先にあるとのこと。

再びドンピシャで道を発見。歓喜の勝さん、思わず万歳。

約15分で大規模林道の車道に到着。終わってみれば楽しい珍道中だったが、反省点も多い。
 GPSを見るときは現在の位置の確認と同時に、コンパスを使ってGPSを正確な向きに置いて目指す方向を常に確認すべきであろう。