[雪稜登攀]鹿島槍ダイレクト尾根

日:5月4日〜5日
メンバ:コバ隊長、ボーダーT隊員
コメント
1日目
久しぶりに隊長とのパーティー。久しぶりのワクワク。
しかし、ロープや登攀具の装備でザックが重い、大谷原も車がいっぱい。
初日の行程は、1時間ほどの林道歩きなので、ずっしり重いザックも我慢。
西俣出合にはテントが7つほど。たくさんの人が入っている。今年は天気に恵まれている。
テントを張った後、偵察に行く。「果たしてどの尾根だ?」
いろいろ人に聞くがよくわからない。まあ翌日同じくダイレクトに行くというパーテイーがいらっしゃったので、
大丈夫だろうということで、鍋で宴会して就寝。夜も穏やかで温かい。
2日目
2:00起床
4:00出発、先行者に追いつき、尾根を教えてもらう。
我々が先頭で進む。取付でバテバテ。長いアプローチだ。
基部で登攀具を装着し、いよいよスタート。まだロープは不要。
右から雪壁を登って稜線に上がると、平原になっていて、尾根らしくない。雪が多いからか?
続いて尾根を目指すが、尾根上はヤブとキノコ雪で進めない感じなので、第一岩峰からすぐ右横の雪面を登って行く。
しかしこれがまた傾斜もあり長くてしんどい。行けども行けども傾斜は緩まないが、隊長はどんどん突き進む。すごい、
私は追いつけない。あきらめて途中で一服。
だいぶ進んでようやく尾根に上がった。第二岩峰の手前で大休止。しんどい。
ここからロープを出して、隊長リードで緩んだ雪面を登って行く。グサグサだがなんとか。傾斜はキツイ。
ロープいっぱいでpitchを切る。
次はTがリードで、5mほどの急な岩場を木登り、その後雪面を登ってロープいっぱいでハイマツで支点。
その後も2pitch、傾斜が急な雪面をハイマツを掴んだりしながら登り、ようやく傾斜が緩んだのでロープをしまう。
あとは雪面をひたすら登って山頂に!ここで13:00。まあ時間がかかった。
360°のパノラマだ!!!久々の裏剣もかっこいい!
風があって汗が冷えるので早々に下山開始。
やっぱり赤岩尾根からです。鎌尾根下降の記録もあるが、この雪では危険だからやめておく。
また長い稜線を歩き、冷池小屋を過ぎ、赤岩尾根へ。トラバースがいやらしい。
少し下ってから西俣沢側のルンゼを一気に下ることに。
グサグサの雪で傾斜もキツイので転んだらやばそうなので、慎重に。隊長は速い。
どんどん下り、西俣沢をひたすら下る。やがて疲れてきて、先行の隊長が休憩していた。私も10mほどのところに追いつくと、隊長が山側に振り返り、少し会話する。
その時に「雪崩だ!」と隊長が叫んだので、各々左右のサイドへ逃げる。
逃げた後振り返ると、私側に雪崩が来たが、1発目は手前で終わったので一安心していたら、すぐに2発目が私のところまで来て、押し倒された。
幸い、雪面を転がされたがすぐに止まったので、慌てて起き上がってさらにサイドへ必死に逃げた。
その後も数発来たが、それ以降は被害はなかった。
雪崩を眺めながら冷静に「とうとう巻き込まれちゃったな」と思いました。
あの時、たまたま偶然隊長が振り返っていたから、早めに発見できた。もしそうでなかったら・・・
収まったところで隊長から「おーい」という声が聞こえたため返事をし、「やばいから急ごう」
ってことで、急いで下りました。
テン場で16:30でした。
長い長い一日でした。
テントを撤収し、風呂に入り、帰路につきました。