toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

剱岳周遊小窓越え

★山行日
2017年5月4日(木)快晴
★メンバー
沢ヤか?Y、機関車
★コースタイム
馬場島発2:30⇒東大谷出合5:05⇒新室堂乗越8:45⇒剣御前小屋10:10⇒近藤岩11:30⇒小窓14:45⇒馬場島着17:50



こんな早い出発は久しぶり、立山川に架かる橋を渡ると直ぐにシール歩行が出来た

1550mの喉の部分は土砂混じりのデブリで塞がっていた

ようやく稜線付近に陽が差してきた

1800mの二又できれいなカガミ谷を見ながら一息入れる

左又の下部は締まっていたがスカスカの状態(アラレが降った後?)でクトーの効きが悪かった

途中からはクトーの効きも良くなり快調に新室堂乗越を目指す

乗越から見た立山 子供の遠足みたいに登山者が行儀よく?列をなしていた

室堂方面はたくさんの人で賑わっている様だ

雷鳥沢キャンプ場も溢れんばかりのテントの数

奥大日方面は人がまばらに見えた

標高も2500mを越えると心肺機能の低下も表れペースダウン

剣御前小屋に到着 別山への稜線がきれいだった


雄大剱岳を見ながら剱沢の大滑降が始まる

剱沢上部の大斜面を振り返る
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1590mの二又付近も豊富な残雪のおかげで雪割れ無し

二又にある近藤岩、分岐点の良い目印になる

ここから小窓に向けて標高差で700m余りの登り(正面奥は三ノ窓雪渓)

登りの途中で見た八ッ峰の岩峰群はとってもアルペンチック

北股の分岐に差し掛かる所から見た池平山

北股の分岐から少し登ると小窓までの大斜面が広がっていた

しかし行けども行けども風景は殆ど変わらず時間だけが過ぎて行く

最後は自分との根競べであった

ようやく小窓に到着 テン泊のパーティー幕営の準備をしていた

登ってきた斜面を振り返ると鹿島槍方面も確認する事が出来た

西仙人谷を見下ろす 滑り始めは急だが上部はわりと綺麗な斜面

僅か5m降れば雪が繋がっており、ギャラリーに見守られながら降って行った

西仙人谷の全景 
写真では綺麗に見えるが実際には岩が脆く落石と雪崩の巣であり緊張の連続だった

ようやく大窓との出合に到着し一息つく事が出来た
 
白萩川もデブリは多かったが雪は柔らかかったのでまだ滑り易かった

白萩川下部も雪は何とか繋がっており渡渉する事は無かった