toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

薬師沢・左俣・赤木平

★山行日
2014年8月14日(木)曇り一時雨
★メンバー
沢ヤか?Y、大ちゃん、機関車
★コースタイム
折立発7:17⇒太郎平小屋10:05⇒薬師沢左俣入渓11:32⇒二又(2320m)13:38⇒赤木平北峰14:15⇒北ノ俣岳肩の登山道15:52⇒太郎平小屋17:26⇒折立着19:08


当初の予定ではテント装備で14日を鳶谷、15日は今回の薬師沢左俣を計画していたが、山行日が近づくにつれて天気予報は段々悪くなってきた。特に2日目は朝から天候が崩れそう。当日の朝、集合場所のアルペン村で判断する事にしたが、協議の結果鳶谷は中止。今日は何とか天気が持ちそうなので、薬師沢の左俣を日帰りで行く事にした。


有峰林道のゲート前で並んでいると前の車が沢のテント装備の様子。もしやと思い尋ねてみると、やっぱりS会のグループだった。事前の情報で分かっていたが、彼らは鳶谷に行く模様(後日聞いてみると2日目は雨で大変だったらしい)。


折立手前のトンネルを過ぎた辺りでスペースが有ったので道路に駐車。登山口に近い所を探しても見つからなければ余計に時間が掛かるのでこれは良い判断。この時間の登山口は多くの人で賑わっており、次々と登山者が登って行く。予定より出発は遅くなったが10時過ぎに太郎平小屋に到着。さらに登山道を1時間降り薬師沢左俣の出合へ。途中何度か雨に遭ったが沢の水量はそれ程でもなく水も濁っていない。


初めはゴーロ歩きといった感じだが、小1時間ほどでバンバン滝が現れる。わりと豪快な滝が多く、かと言って登れる滝も結構あるので遡行していても楽しい。岩肌と水がとても綺麗で薮も無く虫もいない。いつもの標高の低い薮沢とは気分が違います(でも薮沢も嫌いではないです)。2320mの二又まで来れば滝場は無く、小川のせせらぎを聞きながらの遡行となる。ここで以前から気になっていた赤木平を散策する事に。


二又よりもう少し進んだ所から赤木平(北峰)に向けて緩やかな草原の斜面を登って行く。部分的に這い松の藪漕ぎに行く手を阻まれたが、沢から30分程で赤木平に到着。期待していた岩山は見当たらず、小さい岩ばかりだった(後から確認すると、以前北ノ俣岳の稜線から見えた岩山は、北峰より北側200m程の地点だった)。視界が悪く時間も押し迫ってきているので岩山を探すのを諦め小川に戻った。後はひたすら源流を詰め稜線を目指した。

北ノ俣岳肩の登山道に出て登山靴に履き替え帰路を急ぐ。最後は明かりを付けながらの下山で8時のゲート閉門までには間に合った。


折立登山口は人で溢れていた
 
歩き始めて4時間漸く薬師沢左俣に入渓  初めはこんな感じで水がとても綺麗だった
 
                    最初の滝が見えてきた
 
ここは直登を諦め右から巻いた      高巻きの途中で谷を撮影

 
 
ゴルジュの滝 高さはそれ程無いが・・・  左からバンド状を簡単に巻く事が出来た
 
この谷最大 2段30mの滝        下部の滝を正面から撮影
 
谷が開けている割には豪快な滝が多かった
 
 
                    途中まで登ってみたが諦める
 
                    見所のある滝場はこれが最後だった
 
2320mの二又に到着(写真は右又)     本流を行く
 
沢を離れ赤木平を目指した        赤木平北峰から南峰方面
 
視界が悪く岩塔を確認する事が出来ず   本流に戻り沢の源頭を詰めた
 
稜線に出て登山靴に履き替える      夕闇が迫る中登山道を急いだ