八ヶ岳 赤岳〜硫黄岳 縦走

日   :  2012年12月29日〜31日
メンバー:  峰不二子 ・ 西部警察
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 今回は西部警察の雪山デビューとしての、アイゼンでの岩稜・耐風トレーニング・アックストレーニング。峰不二子のリーダートレーニングを目的の山行。

29日(入山・雪訓)・・・大沢野発6:00 ⇒ 美濃戸口発11:10 ⇒ 赤岳鉱泉着14:45
※駐車場代 : ¥500/日 (¥1500/3日) 
※テン場代 : ¥1000/1人1泊(¥4000/2人2泊)
南八ヶ岳縦走は雪着き岩稜有りの雪山でトレーニングに良し&峰不二子の先週の八ヶ岳山行以来、胸中に湧き起こった八ヶ岳制覇(西面・東面・バリエーション・アイスクライミング)の第一歩として出発しました。
 美濃戸口は年末休暇で予想通り多くの入山者です。四駆車のみ上り行く道路を1時間タイムプラスで私達は歩きです。。(このためだけに¥高い四駆は買えないよー)予定コースタイムで鉱泉まで3時間ちょい。食料担当の峰不二子鉱泉までのアプローチを甘く見て、今回も!しこたま生食材(2夜分)を仕込んで来たおかげで当然重い〜。結構しんどいです!なんせ、かんじき・アックス3本・アイゼン2セット(アイス用)・ロープ(縦走用の10M)・鍋・食材(5Kはあったと思う)・フライを個人のテント泊装備にプラスして担いでいるものだから・・・どんなトレーニングよ?!って感じ。
 それに反して、個人テント泊装備・テント本体・ポール・シングルロープ・アックス&アイゼン各1のこれもずっしり重い西部警察は、驚くほど軽快な走ってるのかと思うほどの足取り。「このアポローチは自分のペースで行って良いよ」というと、あっという間に先を行く。あまりにタイム差がつきそうなのを理由に、ひーふー言ってる峰不二子はついに食材をバトンタッチしました。(すまん)しかしそれでも早い西部警察。若者は違うな・・・
 赤岳鉱泉到着と同時に目に入るのが、アイスキャンディ。ネットでお目にかかってました。これも最終日の計画の内。 
 即効でテント設営して、計画第一弾の雪訓へと行者小屋方面へしばらく上がります。事前にリサーチしておいた雪訓ポイントに到着。滑落停止訓練&耐風姿勢などを行うが、なにせ今年は雪が深い。ふかふかの深雪で滑落になりません。とりあえずの設定で雪訓を行い理論説明して終了。
 夕食は、豚汁とマーボーナス丼!「うまい!」とは西部警察。「うまいです。おかわりしても食べ飽きない!」「感動していただき嬉しいよ」と鍋一杯を完食。満足して終了。


30日(縦走)・・・・・・赤岳鉱泉発6:00 ⇒ 行者小屋6:35 ⇒ 赤岳着8:50 ⇒ 硫黄小屋着11:55 ⇒ 硫黄岳着12:40 ⇒ 赤岳鉱泉着13:50
 多くの入山者でトレースもくっきりとあり着実に行者小屋へ向かいます。行者小屋から先で阿弥陀との分岐。急な文三郎尾根を上がり高度を稼ぎます。夏道の階段の上に壁のように積もった硬い雪に、アイゼンの前爪でキックステップをきりアックスをしっかり指し一歩一歩注意しながらの登り。中岳からの稜線に近づくにしたがっての強風。ですがこれも想定内。終始、峰不二子のリードで上がります。赤岳直下は岩と雪のミックス。このアイゼンワークも目的の内。赤岳ピーク到着。先週コバ隊長&峰不二子で天狗尾根からの赤岳のアルパイン登山の際は尾根と稜線合流地点から赤岳へのピストンが時間的に許されなかった。その天狗尾根からの稜線も視界不良で目にすることは出来なかった。「ここを登ってないんだよ・・・」峰不二子のつぶやき。。。風速20mの強風で休憩もする余裕無く、Photoを撮り先に進む。この時点で硫黄への先行者が1人あり。
 暫くで行者小屋へ通じる地蔵尾根との分岐。縦走を断念するならココを下ることになる。視界は不良だがトレース有り、風速も20から30ならば峰不二子の唐松の経験からして行けなくない。先行者もあり。「よし、行こう。強風と突風に十分注意して足をしっかり踏んで、アイゼン引っ掛けないように」ルートは銃走路で難点はさほどなし。 先の稜線が見通せない中、鉾岳のクサリ・岩を越え三叉峰・大権現を通り横岳ピーク。この先の大同心の眺望も当然見えず、石楠花自生地の広い斜面下り、ようやく硫黄山荘までたどり着く。先行者と小屋の陰でかわしきれない風をかわしながらパンを食べる。東京からの先行者は夏道・冬道共に経験者でした。西部警察は「冬山は今回初めてなんです!」と初めてなのにこの過酷さであることを訴えていました。
 さて、目前の硫黄へ再び歩きます。風速は30mまでは無いように感じますが点々と道案内をしてくれるケルンを目印に、時にはそこで風をしのぎながらまもなくで硫黄ピークに到着。「来たねー!!!」3人で喜び合いました。峰不二子は最近ピークを踏めない山行が続いた気持ちもあり目的を達成できた思いで、感ひとしおでした。西部警察はきっと、行けるんだろうかの不安の中でたどり着いた嬉しさだったことでしょう。
 東京からの先行者はここから本沢温泉へ。私達は赤岩の頭から鉱泉へ尾根下りです。ここもトレースがくっきりで走るように雪道を下り約1時間で小屋に到着。下りの早いこと!えっまだ14:00まえなの?と何度も時計を見直す。「この天候でよく行ってきたねー!!お疲れ様!!」と硬い握手をしました。
 まだ時間も早く、もう一行動(ジョウゴ沢見学・雪訓の続きなど)出来そうですが、さすがに疲れて何もしたくなくテントで休息です。今日の山行の感想は?の問いに西部警察「持久力が・・峰さんすごいなーと思って追ってました」と。(すごい??そーかなー??)
 本日の夕食は、ビーフシチュースパ&ハーブソーセージ。西部警察「おいしいです。でも昨日の感動は無いなー・・・」峰不二子「すんまへん」それでもやはり、連続おかわりで完食してもらいました。ありがとね。
 (ちなみに縦走路での峰のMusicはずっとAdele。赤岩の頭からの下りのMusicはTaylor Swift。気持ちって正直だなー。)

31日(人工アイスキャンディでアイスクライミングは予定変更・ジョウゴ沢見学・下山)・・・
               ジョウゴ沢見学 8:00〜10:00 ⇒ 赤岳鉱泉発11:20 ⇒ 美濃戸口着13:30
 ※アイスキャンディ : ¥1000/人(下山日のため一日フルには出来ず、¥高いので、、やめましたー・・・・)
 青空見えず・気温−4度・細雪。アイスキャンディはアックス&アイゼンをせっかく持っては来たものの¥高く、話し合ってやめました。
 気を取り直してこれも予定のジョウゴ沢見学です。が、間違えて大同心の入り口から入り(後続者に確認するも同じく道間違い)地図を確認しながら一尾根を藪の中横切り、何てこと無い硫黄の下り道からの分岐点のジョウゴ沢入り口にたどり着く。有名なジョウゴ沢はアイススクリューを持っていないのと西部警察はアイスは未経験のため見学とするが、F1は5m位で傾斜に雪がかぶったほんの練習場。さらに10分程登りF2はややバーチカルな10m程の氷。なるほど、、と見学を終える。見学なりに現物を目で見ることとしての収穫有り。テン場に戻り撤収。ゴアライトテントはポールを袋に通すタイプで、気温が下がった影響でポールと袋がくっつき、はがすのに苦労する。そしてポールの連結部分も凍りつきライターで焙り氷を溶かして分解。(この作業中ポールが一本壊れました。部品発注中)こうして、凍りつき重くなったフライと本体を担ぎ下山です。相変わらず下山は早し。だけど長い・・・四駆車乗り入れの赤岳山荘から美濃戸口は特に・・・ともあれ美濃戸口駐車場到着。あー人間界だー。お疲れ様でした。西部警察、峰に終始付いて来てくれてありがとう。峰ももっと勉強研究するので、次回また行きましょう!

 今回の山帰りの温泉は平湯の森。
 後日、コバ隊長談 「峰不二子リーダーよく予定通りに行ってきたなー。勉強のために失敗すればいいと思っとったんやちゃー」と。細かい失敗実は一杯してました。。勉強&反省盛り沢山でした。
 さあ、次の山行は正月のお雑煮山行と野谷荘司の山スキー。その次は・・山三昧、楽しいですね!