白馬岳〜清水谷〜白馬鑓ヶ岳(周回)

★山行日
2012年5月13日(日)快晴
★メンバー
沢ヤか?Y、機関車
★コースタイム
猿倉駐車場発(1230m)4:28⇒白馬沢出合(1500m)5:35⇒岩室(2300m)8:08⇒白馬岳(2932m)9:45⇒清水谷二又(2290m)10:50⇒白馬鑓ヶ岳(2903m)14:05⇒鑓温泉(2050m)15:20⇒小日向山のコル(1824m)16:37⇒猿倉駐車場着17:33




白馬岳(山スキー)へは5年振りとなる。その時も今回の周回コースを予定していたが悪天候で稜線まで行く事すら出来なかった。
今回は積雪の状況など事前に情報を得ていたので、大型連休明けの最初の週末が一番適していると見ていたが、それに合わせて天候も最高の状態で当日を迎える事になった。


深夜2時に富山(小杉インター)を出発。猿倉駐車場まで丁度2時間掛かったが、寝不足は否めず今日の日程を考えると前夜泊が賢明だと感じた。準備を終えた頃辺りはしらじらしくなってきた。林道は予想通り雪は繋がっており最初からシール歩行できた。白馬沢出合から谷は完全に埋まり大雪渓を登っていく。標高2000m付近から新雪が覆うようになるが締まって歩き易く、稜線までシールのまま登る事が出来た。ただ、思ったより体力を消耗した様でこの先の事も考えてまだ未踏頂のYさんだけ白馬岳の山頂に行ってもらう事にして、自分は清水谷の滑降ポイントまで行って待機する事に。稜線付近は風が冷たく体感温度は0℃を下回っていたと思うが、防寒具を身に着けていれば問題なかった。


清水谷の滑り出しは広く新雪も相まって気持ち良かったが、雪質は板が引っ掛り快適とは言えなかった。標高2650m付近から尾根状の広い斜面を滑って二又に到着。この辺りは広くのんびりしたい所だが風は無く熱気が漂っている。稜線の寒さとはえらい違い。標高差で600m、30分程降っただけでこうも違うのか。照り返しも強く早くここから脱出したい。白馬鑓の斜面には先行パーティーのトレースがある。シールを貼りそのトレースを追う様に登高開始。標高2500m辺りが疲労と暑さで一番苦しかった。それ以降は風も少し出てきてゆっくりではあるが順調に高度を稼ぐ事が出来た。山頂直下はクラスト斜面も出てきたが山頂まで雪は繋がっておりシールで登り切る事が出来た。



2005年のGWに大雪渓から稜線を歩き白馬鑓に登った時(この時は杓子沢を降った)は物凄い風で耐風姿勢でいた記憶があるが、今日は風が殆ど無く山頂で落ち着いて寛ぐ事が出来た。山頂から大出原(おおでっぱら)方面を覗くと直下から雪が繋がっていた。5mほど降ってからスキーを装着し滑り始める。最初100mほどは稜線伝いに滑ってから大出原の大斜面に向けて落ちて行った。最初は急斜面のせいか新雪が着いておらず快適なザラメ滑降が楽しめた。標高2400m辺りから鑓沢に入り鑓温泉に向けて滑っていく。この斜面も快適で無数のシュプールが刻まれていたが、これも納得。鑓温泉を覗いてみたが人影は有ったが入っている者はいなかった。


登り返し地点の杓子沢出合まで、鑓山頂から実に標高差1300mの大滑降。ロケーション良しの正に大満足の滑りだった。小日向山のコルまで200mの登り返しだが、余りにいいとこだったので疲れも忘れる位である。コルに上がれば駐車場まで600mの降りだ。後は消化試合と思っていたが中々どうして猿倉台地までは雪面は深い立溝で滑り難い事この上なし。台地末端からは狭い尾根の中を雪を拾いながら藪も掻き分けて行かなくてはならず、全く気の抜けないタフな降りだった。大雪渓から白馬鑓を目指す人もいたが何となく分かる様な気がした。それでも降りは速くコルから30分で猿倉駐車場に到着。


今日は日頃の鍛錬と寝不足がたたりきつい山行ではあったがパートナーのYさんに支えられて何とか乗り切ることが出来た。
Yさん有難うございました。







 
駐車場から林道の雪は繋がっていた    朝焼けの白馬岳
  
標高2000mから上は締まった新雪で歩き易かった 岩室付近から大雪渓を俯瞰
  
                    漸く頂上宿舎まで登って来た
 
                    初登頂おめでとうございます
 
黒部川を隔てて毛勝三山〜立山連峰  柳又谷の向こうに富山平野(湾)
  
清水谷の滑り出しはまっさらな斜面    途中から尾根筋の広い斜面を滑った
 
清水谷二又とこれから登る白馬鑓の斜面  幸いな事に山頂までシールで登る事が出来た
  
ここまで来ればひと安心 絶景です    鑓山頂は風が殆ど無かった(セルフも大丈夫)
 
山頂から中央ルンゼを見おろす      山頂から5mほど降れば直ぐにスキーが使えた
  
広大な斜面が何処までも続きます     鑓温泉まで快適なロングスキーが楽しめた(正面が烏帽子岩)   
 
残念ですが誰も入っていませんでした   登り返し地点が見えてきた
  
小日向山のコルに到着(左後方が白馬鑓)  猿倉台地末端から藪モーグル競技の始まり
 
登山口まで何とか雪は繋がっていた    降りてくる頃猿倉駐車場は閑散としていた