toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

小矢部川最源流・不動沢遡行〜赤摩木古谷下降

★山行日
2011年9月18日(日)晴れ
★メンバー
キヨさん、沢ヤか?Y、峰○○子、機関車
★コースタイム
ブナオ峠(990m)7:55⇒入渓(850m)8:25⇒稜線(1500m)11:05⇒大門山(1572m)11:15⇒赤摩木古谷へ下降11:40⇒堰堤(1030m)15:20⇒ヤブヤブの林道⇒ブナオ峠16:10



今週末も天気予報が今1つだったので手頃(多分)なこの谷に予定を変更しました。

ブナオ峠から福光側の林道(今では車両通行不可)を1kほど降ればこの谷が有り大門山に突き上げている。直ぐ下流には落差40mの不動滝が有り、滝を下から見ようと林道をもう少し降ってみたが道が崩壊しており諦める。戻って谷に架かる橋から入渓。入口は中々良い雰囲気で最初から直登出来る小滝が沢山有り遡行が楽しい。下流で大きい二又が二つ有り何れも左へ行く。後はそれなりに行けば登山道分岐横のコルに予定通り出る事が出来た。



予定では登山道を降る筈であったが時間が早すぎるし暑いので、また沢を降る事に話はまとまった。さて何処の沢を降ろうか。大門山直下から右又を降って元に戻る事も考えたが、上部は谷筋がはっきりしないし水量が乏しそうなので気が進まない。そこで思いついたのが赤摩木古谷で昨年も遡行している。標高1000m付近に堰堤が有り、この時は確認出来なかったが林道がブナオ峠までのびているとふんだ。取りあえず大門山のピークを踏んでから分岐で昼飯を食べた。



分岐から赤摩木古山へ登山道を5分ほど歩いて谷へ降りていく。降って間もなく沢らしくなり水流が出てきた。こちらの谷は幾分急峻で懸垂下降が必要な滝が幾つも出てきて退屈しない。標高1150mの二又で昨年遡行した谷と合流する。この直ぐ下に2段20mの滝が有り景観も良し、下降も楽しめた。標高1030m付近で予定通り堰堤が見え、左岸を確認するとヤブヤブだが林道が確認出来た。これでブナオ峠まで林道が延びている事を確信する。踏み跡も確認できる林道を1時間弱歩くと思惑通り車を発見。ブナオ峠に到着だ。


不動沢は手頃で初心者も楽しめる良い沢であった。ブナオ峠から延びる林道の謎?も解けたし今回は色々収穫のある山行だった。


 
標高990mのブナオ峠が起点       林道からは不動滝がちょっとだけ見えた
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入渓地点(橋から撮影)
 
直登出来る小滝が沢山有りました
 
下から撮影   ←同じ滝です→     上から撮影
 
 
赤摩木古谷の大滝を降る(2段20m上部)
 
大岩にザイルを掛けて下降(2段20m下部)  下から撮影