toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

  • 山域名     妙高山(2454m)・火打山(2461m)
  • 山行形態    一般登山
  • 日時      平成22年10月12日(火)曇一時晴れ

                13日(水)晴れのち曇

  • 参加者     cooper
  • コースタイム  
  • 12日(火) 富山5:15出発→燕温泉登山口発8:20→天狗堂10:35→妙高山南峰山頂(昼食)11:55〜12:38→北峰12:48→黒沢池ヒュッテ14:48
  • 13日(水)ヒュッテ発6:00→高谷池ヒュッテ6:48→天狗ノ庭7:04→火打山頂8:14〜8:25→黒沢池ヒュッテ10:25→三ッ峰11:35→燕温泉登山口13:48 →富山着17:40

 燕温泉登山口から舗装された登山道(温泉管理用通路)を登り、北地獄谷を詰めていく。名前は怖いが、紅葉がきれいで、美しい滝も二つある良い渓谷である。燕登山道に入ってからは、急登が続くけども、紅葉に励まされて登り切る。

紅葉の北地獄谷渓谷          妙高山頂にて


 天狗堂という分岐を過ぎて、なだらかな道をしばらく行くと、鎖場に出た。階段が掘られており、まったく問題はない。頂上直下では溶岩が剥きだしであるが、ここをすぎるとあっけなく南峰頂上に出る。妙高大神が祀ってある祠がちょこんとあった。ここで昼食をとった。天候も青空が見えるまでに回復した。食事をしたら、北峰に行き、そのまま黒沢池ヒュッテ目指して、急な降りを慎重に降りていく。

長助池の紅葉             黒沢池とヒュッテ


 途中の長助池の紅葉がすばらしく本当に見とれてしまった。黒沢池ヒュッテは八角形のドーム型をしたユニークな建物で、中もログハウス調のなかなか趣のある小屋だった。本日の宿泊客は17名で、寝るスペースも余裕があった。食事の後、本を読み、20時に就寝。

天狗の庭の逆さ火打          焼山と影火打            


 翌日は4時半に起床。疲れは全くない。食事をした後、のんびり荷物を片付けて、6時にヒュッテを出発した。天気は快晴、気分は上々である。高谷池ヒュッテを素通りして、木道をのんびり歩く。天狗ノ庭では、逆さ火打ちの写真を撮ることができた。黄色、緑、赤、と素晴らしいコントラストを堪能し、稜線に出る。途中で黒菱山や昨日登った妙高山が姿を見せてくれる。火打山頂に着くと、360度の視界が開けていた。残念ながら、ガスも所々あり、富士山や北ァの山々はクリアに見えなかったが、焼山や、一昨日登った天狗原山、金山などはよく見えた。写真を撮って、メールを送ろうと思うが、圏外でダメだった。妙高・火打は携帯があまり使えないのか。やはり万一の時に備えて、無線を持って行くべきだと再認識した。

火打山頂               妙高山を望む


 帰りは膝サポーターとストックを使用して、慎重に降りた。標高2000メートルからはガスで視界が悪くなった。三ッ峰までの道は、熊笹の中を一人で歩いたので、なんとなく不安だった。とにかく燕新道を慎重に降りて、無事登山口まで戻る。登山口にある無料の露天風呂「黄金の湯」に入り、疲れを癒した。帰りに登山口すぐ横にあるお店で「キノコ汁」を頂いた。これまた美味しく、びっくりした。朝、ご主人が天然のキノコを採ってきて、それを出しているそうである。このキノコをおみやげに買って帰った。ヤマブドウジュースも手作りで、それも美味しかった。この店、なかなかお勧めです。

三ッ峰からの眺望


 今回は、のんびりと紅葉を堪能するつもりで、平日の小屋泊まりとし、荷物も軽く、スケジュールも楽なものとした。それでも天候にも恵まれて、十分に思い出に残る山行となった。膝痛も出なかったので、来年は焼山まで行ってみたいと思った。