白馬岳(2932m)

山 行 報 告
★山域名     白馬岳(2932m) 
★山行形態    一般登山
★日時      平成22年8月13日(金)曇 〜14日(土)雨
★参加者     cooper(単独)
★コースタイム  8月13日(金) 氷見 4:30→蓮華温泉P 7:30着 7:50 出発→白馬大池10:45→船越の頭11:45→小蓮華岳 山頂(昼食)12:40〜13:00→白馬岳山頂14:40→白馬岳頂上宿舎テント場15:10
8月14日(土) テン場発 7:15→ 白馬山頂 7:50 → 三国境分岐 8:10 → 小蓮華山 9:00→ 白馬大池 10:30 → 蓮華温泉 P 12:50 14:10発 → 氷見 17:00

 家を4時30分に出発したが、コンビニに寄ったり、ガソリンを入れたりしていて蓮華温泉には7時30分に到着した。駐車場はラストの1台に滑り込み、なんとか助かった。蓮華温泉ロッジの右手から登山が始まる。しばらくは樹林帯をひたすら登る。天候も曇で、暑すぎず、まずまずである。途中天狗の庭と呼ばれる開けた場所に出た。翌日登る予定の雪倉岳がはっきりと、その奥に朝日岳がかすかに見える。登り初めて3時間弱で白馬大池に出た。湿原地帯に花が咲き、植物の命の競演にしばし見とれる。ハイシーズンなので、たくさんの人が休憩している。女性もとても多い。私はコーヒーを飲み、英気を養った。


天狗の庭から見る雪倉岳朝日岳    白馬大池


 ここからしばらく登ると森林限界を超えて、眺めの良い稜線歩きである。私は森林限界を超えた稜線を歩くのが一番好きである。風がとても強かったが、途中の花や展望に心を奪われながら、アップダウンを繰り返して標高2766mの小蓮華山ピークへ到着。なぜか鉄の剣が突き立ててあった。白馬岳も近くに見える。白馬は北東側から見るとロマンティックな山名とはかけ離れた断崖絶壁である。昼食を食べて再び稜線歩きだ。途中馬の背というヤセ尾根があるが、全然怖くない(穂高の馬の背はスリル満点だった)。白馬岳山頂は360度の視界が楽しめて、大勢の人で賑わっていた。新田次郎の小説「強力伝」の主人公が運んだ風景指示版を見て、昔の人の底知れぬ体力と不屈の魂を感じた。これから比べたら私の大型ザックぐらいたいしたことはない。また今日の私は、友人から薦められた○ァイン○ラックの下着とミッドレイヤーに身を包み、文明の利器を享受して登っている(値段は高かったが、確かに良かった)。



 白馬頂上宿舎のテン場はとても混雑していた。なんとか場所をとってテントを設営した。天気が悪くなりそうなので、ペグは入念に打った。外人の比率も高く、白馬の人気が良く分かった。夜9時くらいから天気は悪くなり、雨と風でテントは揺さぶられた。12時にトイレに行った時は、ガスがかかっており、ヘッドライト一つではトイレになかなかたどり着けないほど視界が悪かった。朝4時に予定通り起床したが、雨・風・ガスがひどく、しばらく様子をみることにした。周りの人たちは朝日岳方面に行くことをほとんど諦め、下山もしくは一日テントで過ごす人が多かった。私はといえば、天気予報も回復しないと言っているので、朝日岳までの縦走を半分諦めながら、テントを収納し(風がひどくてまともに畳むことはできなかった)、予定より1時間強遅れて出発した。白馬岳山頂への登り道では、雨・風がひどく、ガスで視界も10メートルくらいしかなかった。基本的に小心者の私はこの段階で、撤退を決めた。携帯の電波の届くところで、留守本部のO氏に「朝日岳を諦めて、蓮華に戻る」と連絡した。稜線で強風にさらされたが、ゆっくりと慎重に歩いていった。白馬大池まで来ると、別世界のようにガスと風が無くなり、おまけに雨も止んだ。でも雪倉岳朝日岳はガスに覆われてまったく見えない。撤退して正解だろうと自分を慰めた。


朝6時のテン場(風も強かった)     三国境分岐(視界不良)


 蓮華温泉までなんとか戻り、お約束の温泉に入る。白濁したお湯で私好みである。願わくば露天風呂巡りもしたかったが雨で無理だった。このまま帰るのも寂しいので、途中糸魚川のレストラン銭形で、遅い昼食を食べた。北陸自動車道では、滝のような雨に降られ、50キロ制限になっていた。朝日小屋のテン場はどういう状況だろうと最後まで往生際悪く想像しながら、安全運転で家に帰り、私の短い夏休みは終わった。


カシナガ被害甚大            30センチのエビフライとトンカツ