- 期日 7月1日(木)
- 山域名 大笠山(1821m)
- 山行形態 一般登山
- 参加者 cooper(単独)
- コースタイム 桂湖登山口5:45出発→1200m地点 7:40→天の又8:50→避難小屋10:00→山頂(昼食)11:00〜11:35→避難小屋12:15→1200m地点14:00→登山口15:20
大笠山登山道取り付きは桂湖キャンプ場の奥にある。ここからすぐ吊り橋で、橋を渡るといきなりの急登で、鉄ハシゴと鎖場が続く。標高にして120mほど登ったら、普通の登山道になった。とても良く手入れしてあり、道中ずっと良い道であった。しかし、急な登りが続くのと、暑いので、だんだんバテてくる。水を飲む量が増え、さらにバテるという悪循環に陥った。天の又までとにかく標高差900mを一気に登る。休憩は何回とったか覚えていない。途中でホトトギスやカッコウの鳴き声も聞こえ、ブナの林が癒してくれるが、運動不足の私にはなかなかハードであった。天の又を越えると、急登も終わり、少し登りやすくなった。笈ヶ岳も「頑張れよ」と秀麗な姿を見せてくれる。ここからは小ピークを3つ越えるが、展望はなかなか良いし、大笠山も見えるので、そんなに苦しくはなかった。最初の急登から比べるとアップダウンも問題ないレベルだ。林を抜けると避難小屋が唐突に現れた。この避難小屋、基礎の部分が倒れていて、小屋自体が傾いていた。使用できない状態である。ここからまた急登が始り、1時間でピークに着いた。
登山口 吊り橋といきなりの急登
1200mの落書き 笈ヶ岳
大笠山 避難小屋
ピークでは、残念ながらガスで白山は見えなかった。ハエに苦しみながらもラーメンを食べていたら、遠くに雷がなった。そういえば天気予報は午後から雨だったので、いいかげんに下山しようと腰をあげた。山頂直下あたりで、単独の登山者とすれ違った。本日は我々2名の貸し切り状態である。標高差にして1200mを下るので、ストックを使い、慎重に下りる。途中でトラブッても誰も助けてくれない。とにかく最後の急な降りは特に慎重に下りた(疲れているので、ここで滑落事故が多いそうだ)。
今回は2リットルの水を持参したが、なんとラーメンの分も入れて、全部使い切った。暑さに負けて、飲み過ぎてしまった。結局最後まで雨も降らず、天気に恵まれたのは良かったが、暑いと前半の登りがきついコースであった。本当は残雪があるが、5月下旬くらいが良いのかもしれない。でも十分な魅力と充実感がある山であった。かの深田久弥も大笠山を100名山に選定したかったが、自分が登っていないので、見送ることにしたそうである。山よし、天気よし、今回も大満足の山行であった。
山頂からの展望 一等三角点(見にくいけど・・・)