toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

称名滝(三段目)

【日付】2010年6月12日(土)
【山域】称名滝(三段目)
【メンバー】師匠:ヤスさん(記)、弟子:ミスター、スキーヤーK(撮影担当)
【天気】快晴
【コースタイム】7:00 アルペン村、8:05 称名滝駐車場出発、10:20 称名滝三段目、13:15 下山

称名滝手前の休憩所裏の支沢から取り付く。沢をしばらく登ると水も涸れ藪が濃くなり沢筋がわからなくなってくる。途中何回か地図を見て悩みながら登るとピンク布があった。(ミスターの高度計で1200M)これは何の印か?スキーヤーKが滝方向に踏み跡のようになっていることに気づく。確かにバンド状になっている。滝方向にトラバースする。途中、沢筋に出て斜面がきついためザイルを出すことにする。ランニングを取りながらトラバースする。ミスター、スキーヤーKには実践でのザイルワークの練習になったと思う。
先に進むと爆音とともに滝が見えてきた。さらに先に進むと三段目の滝つぼの手前が台地状になっているのだが片側は断崖絶壁なので、ザイルを出して残置ハーケンにランニングをとりながら10時20分台地状に到着した。一人用テントなら張れそうなスペースであるが、爆音とガケで安心して眠ることは出来ないだろう。台地状からセルフビレーを取って姿勢を低くして絶壁から見下ろすと三段目の落ち口から真下に落ちて吸い込まれそうな感じがする。称名滝を見物に来てる観光客、対岸の展望台にいる人がアリのように小さく見える。滝つぼの方へ行くと爆風・爆音・激しい水しぶきである。カッパを忘れてきたため、ずぶ濡れになりながら滝つぼを見るが目が開けていらない。雪解けのため水量はかなり多い。
帰りは50mザイルも持ってきていたので途中の大木を利用して懸垂で降りたのだが先がガケで届かない可能性があったので、無理せず登り返して、来たとおりに下山した。今度来るときは、50mザイル2本持ってきて懸垂で一気に降りたいと思った。


取り付きからひたすら薮を漕いで、ようやく赤布の付いた支沢を見つけ、

踏み跡を辿ってバンドの上に乗り、崖はザイルを出してトラバース。

あ、ハンノキ滝が見えて来た。ものすごい水量とスピード!

瀑音と目も開けていられない程の水飛沫で迫力満点!!滝壷を見下ろすときれいな虹。

下から見るとこんなすごい所で、こんなことしたり、

こんな事して遊んでから、ウドを採りながら、帰りは沢伝いに無事下山。