北薬師岳(2900m)山スキー

メンバー
EASさん、富山のドクター、機関車
(記録)
コースタイム
立山駅(460m)2:04⇒スゴ谷出合先300m自転車デポ(1070m)4:50⇒丸山(1962,6m)7:50⇒2157mピーク10:15⇒北薬師岳山頂12:35〜13:10⇒丸山15:00⇒自転車デポ地16:20⇒立山駅18:15

今シーズンは雪不足の影響も有り、新たなルート発掘にも意欲が出なかった。今回のルートも以前から考えてはいたが、ここでは一つ大きな問題があった。それは立山駅から湯川谷出合まで砂防用道路に有る橋が、全て(4箇所)掛かっているかと言う点だ。ここ数年は数箇所無くなっており、渡渉もしくはトロッコの軌道を辿って行かなくてはならないので、諦めていたのだが・・・
先月ふらりと道路の様子を見に行くと4箇所全てが掛かっていたのでヨォーシ!とこの時メラメラと闘志が湧いてきた。今回のメンバーは2年前にもこの山域にご一緒して頂いたEASさん、怪我をしても直ぐその場で手当てがして貰える?富山のドクターとどちらも頼もしいお2人である。

立山駅深夜2時出発と言う事だったので、前夜9時に駅の駐車場に停め3時間ほど寝た。定刻2時に自転車にまたがりペダルを漕ぎ始める。前回の白山の時と違いダートな道なのでドクターのママチャリは大丈夫かな?暗闇の中スゴ谷出合までは順調に上って来た。ここまで殆んど雪が見られなかったが、出合付近からちらほら雪が出始め、出合から300mほどで道路は雪で埋ったので、自転車をデポしてここからシール歩行に切り替える。

S字状の林道を雪を拾いながらカットして予定の取付き斜面まで20分ほどだったがこの辺りまで折立からの除雪(道路)が進んでいた。ここから最初のピーク(1645m)を目指す。最初は緩やかな斜面も途中から急なルンゼをシールで登って行く。他の斜面には雪が殆んど無かったからここしか選択肢は無かった。1645mピークまで来ると雪は豊富で何処でも歩ける様になる。このピークから僅かに降り丸山に向かって右側の浅い谷を登って行ったが、適度な傾斜で非常に登り易かった。丸山には予定より10分早く到着。ここに来て初めて薬師の全容が拝めるが、まだまだ遠い。山頂付近はガスが掛かっている。丸山から北薬師に続く尾根は、地図で見るより穏やかで、シールで問題なく行けそうだ。実は、今回のルートでこの尾根がどんな形をしているのか、心配であったが一安心。

丸山から一旦150m降り、小さいアップダウンを繰り返しながら高度を上げていく。標高2300mまで来ると上部に大斜面が広がっている。この大斜面を帰りは滑るんだと自分に言い聞かせながら、山頂までの辛い登りを頑張った。稜線直下は10m程雪が切れていた。稜線上は東側が雪で繋がっていた(セッピの上?)ので山頂までシールで歩いた。そして立山駅を出発(電車では有りませんよチャリです)し、10時間余り掛けて北薬師山頂へ。本当は薬師岳本峰まで足を延ばした
かったが、体力、時間、平行移動、天候の理由(言い訳ばかり)で北薬師で終了です。記念写真を撮ればボチボチ行きますか。

稜線上を慎重に滑り、今度は大斜面を大胆に。先月に降ったと思われる新雪が柔かい状態で残っており標高2300mまで快適に滑る事が出来た。2157mピークから丸山とのコルまで小さなアップダウンが幾つか有ったが、EASさんが上手く小ピークを巻いてくれたので上り返しは無かった。コルからシールを貼って30分で丸山へ。ここから降るコースを変えてみた。

山頂から西方へ50m程降ってから、北に延びる沢状を降りながら左に巻き、1645mピークの右をかすめながらそのまま真北の急なルンゼを降って行った。このルンゼは朝、雪が繋がっているのを確認していた。落ち口だけが心配だったが上手く見つけられて良かった。雪の繋がったルンゼを降って行くとそのまま砂防道路に出て自転車デポ地までは直ぐだった。ここから自転車に乗って快適ランと行きたいところだが、ダートな道が多いのでスピードは出せない。それでも終点までアッと言う間でした。

今回も山頂まで長く苦しい山旅でしたが、それをもってしても余りある感動や充実感が味わえました。これだから山スキーは堪えられませんね。

今回の山行で一つヒント(課題)が見えてきました。来シーズンがまた楽しみです。


雪が出てきたのでシール歩行に切り替え、左の緩い斜面から登って行く


標高1400m付近の急斜面     丸山山頂


薬師岳の全容(丸山にて)     正面の尾根を登って行く


尾根上から右手の白い斜面を登る 背景は右端が丸山左奥は鍬崎山


山頂で普通の記念写真      しばらく稜線を滑った


稜線直下の斜面         快適な斜面が何処までも続く


丸山から下部も快適な斜面が続いた  自転車で快適ラン(スゴ谷出合にて)