toyama-rouzan's blog

富山勤労者山岳会(略称:富山労山)の山行報告です

立山・別山

1243131986*[山行報告][山スキー] 立山川〜別山(2874m)山スキー

山行日
2009年4月29日(水)快晴
メンバー
富山のドクター、機関車
コースタイム
馬場島(菊石手前)5:40⇒東大谷出合7:45⇒室堂乗越11:15⇒剣御前小屋12:40⇒別山13:20⇒室堂乗越14:20⇒馬場島16:50

剣センター前のゲートも開放され、馬場島周辺の山々も気軽に入れるようになった。まだ4月だと言うのに、馬場島には雪が全く無い。お陰で車は菊石の手前まで入れた。既に先着が準備しており、高岡や射水の5人グループ(ツボ足)が奥大日に行くと言う。

取水口の先のゴルジュ帯は、例年ならデブリで谷は埋り難なく右岸に渡れたが、今年は完全に割れている。取水口の上を歩けば簡単に対岸へ渡れるが、その後の斜面のトラバースがやばそうなので、堰堤下の浅瀬から渡渉することにした。予めゴミ袋を用意していたので、殆んど靴の中を濡らさなくて済んだ。谷を渡ってしまえば後は右岸沿いを行くだけで、危険箇所はそれ程無い。毛勝谷出合の手前でシール歩行に切替える。

東大谷出合を過ぎ谷が狭まった所を過ぎると、正面に立山川源流のまっさらな斜面が広がって来る。標高2000mを越えると、3日前に降った新雪もパウダーになり後退りして登り辛くなる。

予定より30分ほど遅れて乗越に到着。当初の予定では雷鳥坂を下り雄山を考えていたが、2人とも疲労度が高くあっさりと別山に進路変更。剣御前小屋に来ればスキーヤー等で賑わっていた。一休みしてから剣岳の絶好の展望台である別山へ。稜線上は風の影響からか雪が無く、登山道が出ていたので、小屋にスキーをデポ。30分程で別山に到着。此処から見る剣は厚みがあって良いですね〜。さて、展望を楽しんだら小屋まで戻って滑降の準備をします。

日当たりの良い雷鳥坂の斜面は、雪が緩みすぎてスキーのコントロールが難しい。乗越から立山川源頭斜面は、少し重いながらもまだパウダーが残っており、思いのほか楽しむ事が出来た。新雪立山川下部まで残っており、滑っていても気持ちが良い。朝、シール歩行開始した所まであっという間に降ってきた。最後に水量の増した沢を渡渉すれば10分ほどでスタート地点に到着。

下部の通過は面倒ですがそれを補う位の展望と滑降の楽しさがこのコースにはあり、シーズンに何度か訪れてみたい所ですね。

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沢ヤのドクターは渡渉が大好き? 他の1グループは取水口から対岸へ


毛勝谷出合付近         東大谷出合付近でも一部流れが出ていた


正面に見える谷を登って行く   奥の見える山は毛勝方面(乗越より)


雷鳥坂より奥大日岳       同じく室堂方面


剣御前小屋から別山への稜線   別山から立山


此処から見る剣も1級品だ     今回でこのポーズは終わりかな


ドクター、余りに良い斜面で止まりません まっさらな快適斜面を2人占め

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