- 山行日
- 2009年3月8日(日)晴れ
- メンバー
- オギ社長、ドクターヨネ、機関車(記録)
- コースタイム
- 片貝第二発電所5:00発⇒第二尾根取り付7:05⇒1292mピーク9:40⇒1853mピーク11:57⇒大明神山山頂13:00〜13:25⇒1700m付近でラーメンタイム14:00〜14:30⇒林道到着15:30⇒片貝第二発電所16:45
今年は2月以降殆んど雪が降っていない。山が白く輝いている内にと思い時期を早めた。登り8時間を想定して出発を5:00とした。片貝第二発電所のゲートは硬く閉ざされている。自転車は約1キロ先の鳶安橋(とびやす)手前まで入れた。この先は積雪の為シール歩行となる。近年この林道も早い時期から除雪されないようだ。除雪を待っていたら適期を外してしまう。
林道二又で積雪は20cm位。ここから南又林道を尾根の取り付まで雪切れの為スキーを外す事が3〜4回あった。尾根の取付きは小沢橋から数えて3つ目の橋(大又橋)を渡ったすぐ左の杉林を登る間もなく、直ぐに左の小さい谷を登る。尾根をそのまま登るより雪は安定しており登り易い。標高800m位で通常の尾根に乗り登って行ったが、痩せ尾根は雪の着き具合が悪くおまけにクラストしていて登り難い。100m程登っただけでたまらず左の尾根に移動。こちらの方が尾根が広い分登り易い(但し下部は急斜面)。標高1050mに達すると尾根は緩やかになり一区切り着いたと言った感じで一息つける。ここからは気持ちの良いブナの尾根歩きで雪不足を全く感じさせない。標高1700mでこのルート最大の難所に差し掛かる。急斜面で両側は切れ落ちているのでスキーを担いで登る。1853mピークまで来ると視界は一気に広がり360度の展望が広がり、山頂方面も見え最後の頑張りどころである。稜線上は風が強く雪面はクラスト気味。最後の力を振り絞り出発から8時間掛けようやく大明神山山頂に到着。薄い雲が広がっているものの視界は良好。風が強いので記念撮影をして直ぐに下山開始。シュカブラやクラスト斜面を慎重に滑り、標高1700m付近でラーメンタイムとする。お腹を満たせば後は林道までかっ飛ぶだけ。標高1000mまでは雪も適度に緩み快適な滑降が続く。下部の急斜面も雪は着いているのでそれなりに楽しめた。取付き部に降立つと後は面倒な林道であるが歩きよりもスキーの方が数段速い。残り1キロは自転車にまたがりラストラン。こうして約12時間にも及ぶ山旅は無事終了しお互いの健闘を讃え合った。
今年は雪不足に泣かされテンションも下がったままであるが、こんな時こそ初雪山や大明神山など自分の大好きな山をとことん登り尽すのも山への情熱を絶やさない秘訣なのかもしれない。
第二尾根取り付き付近 沢状のハーフパイプを登る(急登)
標高1000mを越えると快適な尾根歩き 立山杉の巨木は健在だった(標高1050mにて)
登ってきた尾根と濁谷山その奥に富山湾 1853mピークから山頂方面
猫又谷がきれいだった 釜谷山を正面に